クリスマスイブが過ぎて一週間。大晦日です。って、これはどこでも同じか?クリスマスイブと25日(Joladagurと言います)がどちらかといえば厳粛というか真面目な時間なのに対して、大晦日は「うるさい」です。
アイスランドの大晦日は何と言っても花火が中心です。町のあちらこちらに特設花火売り場が設けられ、花火を「する側」になりたい人々が買いに走ります。面白いのはこの花火売り場、運営しているのは地方自治体のレスキュー部隊で、大切な資金集めだそうです。
花火そのものは日本と同じなのですが、こちらでは様々な打ち上げ花火も売っていて、普通の市民がそれを打ち上げることができます。もちろん、家庭用花火セットもあり、これは小さな打ち上げものや、手に持ってする式の花火が入っています。
何についてもマニアックな人たちはいるもので、この大晦日の打ち上げ花火に執念を燃やす人たちの中には、このために十万とか二十万クローネを費やすとか。家は子供二人がいつも家庭用のパックを買い求めますが、だいたい7.000クローネくらいですね。けが防止用の大きなプラスチックのメガネも売っています(解剖とかで使うようなもの)。
さて、花火の前には夜の八時くらいからでしょうか?「ブレンナ」という大きなたき火があちことで炊かれます。もうこれくらいから一杯入り始める人たちが大勢いて、賑やかな集いになります。
その後みんな家へ帰り十時半からの「Aramotaskaup」という年末風刺ギャグのテレビを見ます。これ、紅白のような国民的年末番組。
それが終わると、みなまた外へ繰り出し、いよいよ花火の準備です。
打ち上げ花火はサッカーのグラウンドとか、郊外の広場とか、指定された場所に参集して行われます。大体夜中の11時くらいからポンポン始まります。
11時45分くらいから国営テレビの局長が年末の挨拶を話し始めます。誰-も聴かないスピーチのナンバーワン。これを合図に花火に拍車がかかっていきますから。そして12時がピーク。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/ec/a7a107f0504dbc1f1ce4a779ab1f06c0.jpg)
私はどちらかというと街中のごみごみした区域のアパートの4階に住んでいます。ですからこの打ち上げ花火はかなり得して見ることが出来ます。花火は「たまやー!」っと見るものであって自分でやるものじゃない。モットーです。
ところがです。この時間、酔っぱらいも大勢いるわけですよ。そういう輩が通りに出て来てポンポン打ち上げ - それほど大きなものではないにしても - 始めたりします。あっちでも、こっちでも。裏の猫の額のような庭や、すぐそこの十字路で打ち上げたりされたらたまったものではありません(実際にあるんです)。しかも酔っぱらってるから方角が定まらない。下手をすればアパート直撃になります。ベランダで向かいの花火を眺めていたら、脇をゲリラ花火がかすめたりして。内戦か、ここは?酔っぱらいに花火を与えるのはやめましょう。
零時半ともなると落ち着いてきます。そしたら日本の両親に明けおめコールをするのが私の習慣です。ちょうど日本は朝の九時半で、良い時間ですから。
ボーン.....「行く年来る年」のお寺からの中継は退屈だと思っていた時がありましたが、今では恋しい。
ボーン...... 「鎌倉の建長寺です」 あのナレーションが懐かしい。
ボーン.....新年は心静かに迎えたい。
良い大晦日でありますよう。また良い新年をお迎え下さい。
アイスランドの大晦日は何と言っても花火が中心です。町のあちらこちらに特設花火売り場が設けられ、花火を「する側」になりたい人々が買いに走ります。面白いのはこの花火売り場、運営しているのは地方自治体のレスキュー部隊で、大切な資金集めだそうです。
花火そのものは日本と同じなのですが、こちらでは様々な打ち上げ花火も売っていて、普通の市民がそれを打ち上げることができます。もちろん、家庭用花火セットもあり、これは小さな打ち上げものや、手に持ってする式の花火が入っています。
何についてもマニアックな人たちはいるもので、この大晦日の打ち上げ花火に執念を燃やす人たちの中には、このために十万とか二十万クローネを費やすとか。家は子供二人がいつも家庭用のパックを買い求めますが、だいたい7.000クローネくらいですね。けが防止用の大きなプラスチックのメガネも売っています(解剖とかで使うようなもの)。
さて、花火の前には夜の八時くらいからでしょうか?「ブレンナ」という大きなたき火があちことで炊かれます。もうこれくらいから一杯入り始める人たちが大勢いて、賑やかな集いになります。
その後みんな家へ帰り十時半からの「Aramotaskaup」という年末風刺ギャグのテレビを見ます。これ、紅白のような国民的年末番組。
それが終わると、みなまた外へ繰り出し、いよいよ花火の準備です。
打ち上げ花火はサッカーのグラウンドとか、郊外の広場とか、指定された場所に参集して行われます。大体夜中の11時くらいからポンポン始まります。
11時45分くらいから国営テレビの局長が年末の挨拶を話し始めます。誰-も聴かないスピーチのナンバーワン。これを合図に花火に拍車がかかっていきますから。そして12時がピーク。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/ec/a7a107f0504dbc1f1ce4a779ab1f06c0.jpg)
Myndin er ur heimasidu ,,gerpir.123.is“
私はどちらかというと街中のごみごみした区域のアパートの4階に住んでいます。ですからこの打ち上げ花火はかなり得して見ることが出来ます。花火は「たまやー!」っと見るものであって自分でやるものじゃない。モットーです。
ところがです。この時間、酔っぱらいも大勢いるわけですよ。そういう輩が通りに出て来てポンポン打ち上げ - それほど大きなものではないにしても - 始めたりします。あっちでも、こっちでも。裏の猫の額のような庭や、すぐそこの十字路で打ち上げたりされたらたまったものではありません(実際にあるんです)。しかも酔っぱらってるから方角が定まらない。下手をすればアパート直撃になります。ベランダで向かいの花火を眺めていたら、脇をゲリラ花火がかすめたりして。内戦か、ここは?酔っぱらいに花火を与えるのはやめましょう。
零時半ともなると落ち着いてきます。そしたら日本の両親に明けおめコールをするのが私の習慣です。ちょうど日本は朝の九時半で、良い時間ですから。
ボーン.....「行く年来る年」のお寺からの中継は退屈だと思っていた時がありましたが、今では恋しい。
ボーン...... 「鎌倉の建長寺です」 あのナレーションが懐かしい。
ボーン.....新年は心静かに迎えたい。
良い大晦日でありますよう。また良い新年をお迎え下さい。