レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

ルーチンの功罪 – 手を替え品を替える、ぞ!!

2023-09-23 20:18:44 | 日記
こんにちは/こんばんは。

前回の更新から、またまた一ヶ月ほど経ってしまいました。「ひとり日誌」は「ひとり月誌」化してしまっています。

今年のお正月明けからの長期休養前は、週一ペースで堅実に更新していました。「ルーチン」ではあったのですが、ルーチンは「続ける」という点においては強みがあります。

そのルーチンが、休養で崩れてしまったのが、今のテイタラクの主な理由です。「この間休んじゃったから、また休んでもいいや」みたいな。




清涼感アップ用Pic
Myndin er eftir Jonatan_pie@unsplash_com


あまりいいことではないですね。別に更新を待ってくれている人がいる、なんていう幻想は持っていません。むしろ、ブログって結構自分自身のための「吐き出し効果?」みたいなものがあると感じていました。

ブログを更新することによってすっきりする自浄作用ですね。だからブログを更新しないと、自分自身の中にどんよりと沈殿していってしまうものがあります。これは不健康。

「吐き出し効果」という醜悪な言葉を使いましたが、別になにか愚痴の塊みたいなネガティブなことではなく、日々の中の体験や心に響いたことなどで「誰かにも伝えたいな」と感じるものを「シェア」できることをいいます。

「愚痴を言える」「愚痴を聞いてくれる人いる」ことの大切さとかは、わりと耳にすることがありますが、私が思うには「嬉しく思ったこと」「心に沁みたこと」について話せることも、同じように必要かつ大切なことです。

実際、このブログで私がしていることはそういうことだと思っています。喜びとか感動とかを分かち合えないというのは、悲しいことですよ、とっても。そういう状況って、寂しい時に孤独を感じる以上に孤独になったりしてしまいます。

だから、ブログをきちんと更新できていない、というのは他でもないワタシ自身にとってのマイナスであるわけです。

「だったらさっさと更新すりゃァいいじゃん」と思われるでしょう?ワッシもそう思いやす。

で、考えたんですよ。なんでこうも更新が追いつかないのだろう?ルーチンが壊れただけなのだろうか?いやあ、それだけでなくて、筆が進まない – というか、キーボードが進まない理由があるんじゃないの... ?




気がつけばアキ...
Pic by Me


あるような、ないような。ネタがないわけではないんです。今は内容をアイスランドということに無理やり紐付けることをしていませんので、日々生きている限り、いろいろなトピックは転がり込んできます。

ただ、それらを定尺(A4で三枚書き)にまとめようという過剰意識があるかも...

日々のネタとは、当然深く重いものもありますし、軽く数行でまとめられるようなものもあります。っていうか、数から言えば軽くてすっきりしたものの方がずっと多いです。

定尺まで至らないといけない、と思うと、当然ボツ化して抜けていってしまうものも出てきます。それが問題かも... もう少し「定型」(A4三枚、写真三枚、週一)から自由になって、Facebook的な更新にしたらいいのかもしれないです。(スミマセンTwitter、じゃないXはやっていませんので... )

ただ、それが定期更新の妨げになっている、とは断言できません。そもそも「A4三枚」という「尺」は心地良いから自然とできてきたもので、ブログ開始当初は毎回もっとずっと短かったのです。

ものを書くことに慣れている方ならお分かりと思いますが、一般に、短い文章は長い文章よりも書くのが面倒なものです。長い文章なら、それほど突き詰めずにダラダラ書いていけるからです。短い文では、ポイントをきちっと押さえなくてはなりません。

ただその「A4三枚」そのものがルーチン化して「旨味」が消えてしまっていることはあるかも。

まあ、試行錯誤なのですが、少しあれやこれやパターンを変えてみようかな?と考えています。更新期、長さ共まちまちになるかもしれませんが、そういう変化も長い間には必要なことのようで...

さて、これで終わってしまっては、まさしく「愚痴回」になってしまいますので、最後に「日誌」的な話題をひとつ。

昨日の金曜日(22日)に、久しぶりに在アイスランドの鈴木日本大使におめにかかりました。私のオフィスのある教会までわざわざ御足労くださいました。




日曜日の礼拝中、ふと見上げるとこんな景色
Pic by ME


鈴木大使はふだんよりTwitter,じゃないXの活用家でいらっしゃり、それ故たびたびアイスランドのメディアにも登場しています。私たちの伝統的な「大使」のイメージからは、良い意味でかなりズレてくれていらっしゃる方です。

今回の用向きはアイスランドの最近の難民政策についての情報交換ということで、大使の方から打診してくださっただったものです。まるまる一時間以上のお話しの時間となりました。

鈴木大使が、本当に難民問題についての情報や見識を収集しているのか、あるいは在住邦人の動向を把握したいと思ってあちこちを訪問していらっしゃるのかは、定かではありません。ですが、いずれにせよ訪問された側は悪い気はしませんね。「おや、気にかけてくれてるのかな?」みたいな。

この点は、牧師として私も見習わなくてはなりません。駆け出しの頃は、頻繁に家庭訪問のような形で教会にいらっしゃる皆さんと顔合わせするように努めるものですが、いつしか段々と「向こうが教会に来るのが当たり前」となってきてしまうのですよ。

これはいいことではないですね。「エラそうに」のもとです。もっとも、その反面には「家庭訪問」「個人訪問」もしづらくなっている社会の環境というものもあります。「個人の環境」の侵害には厳しい時代ですから。

それでも大切なことは、「こちらから」関心があることを相手の人に伝えることでしょう。場所そのものの問題ではなく、必要なら「出向きますよ」という意思の表示です。これは必携かな?

というわけで、今回もまとまりのない回になりました。手を替え品を替えてこの停滞期を打破したいと思いますので、暖かく見守ってやってください。m(_ _)m


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
コメント (2)
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