こんにちは/こんばんは。
こういう日もあります 今ではありませんが
Pic by ME
先週の週末は、天気が良く気温も上がり(15度くらいですが)、夏っぽい空気を楽しむことができました。ですが週半ばから太陽は消え、冷たい雨粒がパラる日々が続いてしまっています。
今
Pic by ME
やれやれ夏はどこへ行ったんかい?気温そのものは10度以上あり、寒くはないはずなのですが、昨日(金曜日)などは風が強かったため、体感温度は3度は低かったでしょうし、寒かったですよ。
「不公平だ!」と文句を言いたいのは、この冷夏、レイキャビク界隈だけのことで、アイスランド東北部では信じられない夏日を楽しんでいるのです。レイキャビク西街が灰色の雨雲に包まれている今、東北地帯の町Egilsstadirエイイルスタージィルでは、なんと気温は20度。
明日の日曜日予報は、レイキャビクがショボい11度に対して、エイイルスタージィルは22度! さらに北に行ったアクレイリでも20度越えです。これ、毎年の現象。
まあ、逆に冬は大雪、強風に被害を受けてる地域ですからね、不公平ではないか。不公平ではなくとも「羨ましい」...
さて、前回は私の受け持っている教会の英語礼拝での「革新」についてご紹介しました。AIプログラムを使っての、英語からペルシャ語への同時通訳テキストをスクリーンに映す、というものでした。英語ができないイラン人が多いからです。
大型LEDのスクリーンでもあれば、もっと簡単なのでしょうが、教会というのはそれぞれに予算規模がありますので、これは今のところ仕方ないです。奇特なお金持ちの方がいらっしゃりましたら、物品・現金とも寄付は大歓迎です。m(_ _)m (*^^*)
今週の全国の気温予想 不公平な現実
Myndin er ur Vedur.is
「礼拝」というのは教会のメインの宗教行事なのですが、だいたい一時間くらいの集会で、讃美歌を歌い、祈り、聖書の朗読をし、その聖書の箇所からのキリストの教えを説く「説教」とか「メッセージ」とか呼ばれるお話しが牧師さんや説教師によって語られます。
それに「聖餐式」と呼ばれる、参加者がパン(あるいはパンに模したウエハース)と赤ワイン(あるいは葡萄ジュース)を食する儀式が加わることもあります。これはキリストが弟子たちと最後の晩餐を持ったことに由来するものです。
教会には正教会とか、カトリック教会、様々なプロテスタント教会がありますので、礼拝(あるいはミサ)も一様ではなく、いろいろな形式があります。私が今書いたような礼拝は。プロテスタント教会での雛形です。
ですが、プロテスタントに限っても個性は様々あります。私の挙げた「雛形」は私の属するルーテル教会、聖公会、あるいはカルビン派の教会のようないわゆる「メインストリーム」教会のものです。
もうひとつの新メインストリームになっているペンテコスト系の教会では、軸は同じもパフォーマンスが違う傾向があります。それは特に音楽に関して顕著で、ルーテル派とかではオルガンを用いて、伝統的な讃美歌を歌うのが一般的。
ペンテコステ派や北米のバプティスト教会では、きちんと礼拝用のステージがあり、エレクトリックギターやドラム、キーボード等を用いての、なんというか、もっとコンサートっぽい礼拝が持たれるのが一般的のようです。
私が担当している集会には、教会に初めて来た、最近参加するようになった、という人が多いので、ルーテル派のドップリとした伝統的なフォームは使いません。伝統的なフォームというのは、例えば決められたフレーズを牧師と会衆が交互にチャントする昌和とかが含まれるものです。
レイキャビクのペンテコステ派フィラデルフィア教会の礼拝の一コマ
Myndin er ur Facebook
これは慣れていない人には敷居が高いかもしれないので、もう少し単純化され、入り易い礼拝フォームを用意しています。
基本的に礼拝というのは生き物だと実感しているので、私は牧師としては常により良いフォーム、集会の「持ち方」を模索しています。AI同時通訳の利用なども、そのような模索の一環なのです。
最近、トライしているもうひとつの「改革」が讃美歌です。まあ、以前から歌い易いものを選んではきたのですが、ここにきてさらに選択の幅を広げ、先に述べましたペンテコスト派などでよく使われる歌も取り入れ始めています。
キリスト教の音楽会には、CCM(Christian Contemporary Music)と呼ばれるジャンルがあります。伝統的な讃美歌とは基本的に違うもので、もっと巷のポップスに近いタイプの音楽です。ヒットチャートのようなものもあったと思います(アメリカの話し)。
当然、人気のミュージシャンも大勢います。皆さん、ご存知かもしれないAmy GrantなどはCCM出身の歌手です。後に、もっとフツーのポップシンガーに進化しましたが。
実は、今年は私たちの集会のレギュラーであるオルガニスト/ピアニストのアルニーさんが健康上の理由から常駐ではなくなっているため、もっと若いピアニストに入れ替わり立ち替わりきてもらっています。
その流れで、「もっとポップな歌を」みたいな考えが出てきたわけです。私自身、これまでCCMには時折はまってきましたので、ピアノを弾く方が弾けるのであれば、そういうポップ調の歌を歌ってみることは嫌ではありません。っていうか、結構好きかも。
CCM界の美空ひばり エイミー・グラント
Myndin er ur TasteOfCountry.com
CCMの歌の良いところは、エモーショナル、センチメンタルなものも多く、感情移入がし易い。かつ歌詞が今的でわかり易い。メロディーも親しみ易い、等々。
これらのCCM系の曲にも「定番」とされる曲がたくさんあります。ありがたいことに?それらの定番の曲にはカラオケが用意されていることも多く、Youtubeとかで見ることができます。
ですから、万が一ピアニスト不在の場合でも、カラオケビデオで歌うことも可能でしょう。それが「遵法」か「違法」かは確認する必要がありますが。(^-^;
で、今そのような変革期にあります。最近教会に加わった若い女の子が、ピアニストとしての練習のために教会に毎日来てくれています。歌をつけての練習も必要なので、一緒に歌うのですが、ひとつ気がついたことが。
伝統的な讃美歌は、歌い手が大きな声で歌い易いようにできていますね。合唱が基本ですから。CCM系の曲は必ずしも合唱目的ではないので、私の感覚では「バカ声」を張り上げて歌うのが難しいです。
特にワタシのように、カラオケ好きでもなく、声量が乏しい人には。これだとマイクを使わないとピアノに負ける。でも歌い手がマイクを持つと、いよいよカラオケ大会的なノリになりそうで...
というようなわけで、こちらの面でも模索はまだまだ続きそうです。まあ、次から次へと課題というものは途切れることがないですね。こういう模索に十分な時間を使えるのが、この夏の恵みか。
気温は上がらなくとも、こういう風にも模索を続けることができる環境に感謝すべきでしょう。
皆さまにおかれましても、熱中症、突然の水害、食あたりに気をつけて「夏」を楽しまれますよう。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
こういう日もあります 今ではありませんが
Pic by ME
先週の週末は、天気が良く気温も上がり(15度くらいですが)、夏っぽい空気を楽しむことができました。ですが週半ばから太陽は消え、冷たい雨粒がパラる日々が続いてしまっています。
今
Pic by ME
やれやれ夏はどこへ行ったんかい?気温そのものは10度以上あり、寒くはないはずなのですが、昨日(金曜日)などは風が強かったため、体感温度は3度は低かったでしょうし、寒かったですよ。
「不公平だ!」と文句を言いたいのは、この冷夏、レイキャビク界隈だけのことで、アイスランド東北部では信じられない夏日を楽しんでいるのです。レイキャビク西街が灰色の雨雲に包まれている今、東北地帯の町Egilsstadirエイイルスタージィルでは、なんと気温は20度。
明日の日曜日予報は、レイキャビクがショボい11度に対して、エイイルスタージィルは22度! さらに北に行ったアクレイリでも20度越えです。これ、毎年の現象。
まあ、逆に冬は大雪、強風に被害を受けてる地域ですからね、不公平ではないか。不公平ではなくとも「羨ましい」...
さて、前回は私の受け持っている教会の英語礼拝での「革新」についてご紹介しました。AIプログラムを使っての、英語からペルシャ語への同時通訳テキストをスクリーンに映す、というものでした。英語ができないイラン人が多いからです。
大型LEDのスクリーンでもあれば、もっと簡単なのでしょうが、教会というのはそれぞれに予算規模がありますので、これは今のところ仕方ないです。奇特なお金持ちの方がいらっしゃりましたら、物品・現金とも寄付は大歓迎です。m(_ _)m (*^^*)
今週の全国の気温予想 不公平な現実
Myndin er ur Vedur.is
「礼拝」というのは教会のメインの宗教行事なのですが、だいたい一時間くらいの集会で、讃美歌を歌い、祈り、聖書の朗読をし、その聖書の箇所からのキリストの教えを説く「説教」とか「メッセージ」とか呼ばれるお話しが牧師さんや説教師によって語られます。
それに「聖餐式」と呼ばれる、参加者がパン(あるいはパンに模したウエハース)と赤ワイン(あるいは葡萄ジュース)を食する儀式が加わることもあります。これはキリストが弟子たちと最後の晩餐を持ったことに由来するものです。
教会には正教会とか、カトリック教会、様々なプロテスタント教会がありますので、礼拝(あるいはミサ)も一様ではなく、いろいろな形式があります。私が今書いたような礼拝は。プロテスタント教会での雛形です。
ですが、プロテスタントに限っても個性は様々あります。私の挙げた「雛形」は私の属するルーテル教会、聖公会、あるいはカルビン派の教会のようないわゆる「メインストリーム」教会のものです。
もうひとつの新メインストリームになっているペンテコスト系の教会では、軸は同じもパフォーマンスが違う傾向があります。それは特に音楽に関して顕著で、ルーテル派とかではオルガンを用いて、伝統的な讃美歌を歌うのが一般的。
ペンテコステ派や北米のバプティスト教会では、きちんと礼拝用のステージがあり、エレクトリックギターやドラム、キーボード等を用いての、なんというか、もっとコンサートっぽい礼拝が持たれるのが一般的のようです。
私が担当している集会には、教会に初めて来た、最近参加するようになった、という人が多いので、ルーテル派のドップリとした伝統的なフォームは使いません。伝統的なフォームというのは、例えば決められたフレーズを牧師と会衆が交互にチャントする昌和とかが含まれるものです。
レイキャビクのペンテコステ派フィラデルフィア教会の礼拝の一コマ
Myndin er ur Facebook
これは慣れていない人には敷居が高いかもしれないので、もう少し単純化され、入り易い礼拝フォームを用意しています。
基本的に礼拝というのは生き物だと実感しているので、私は牧師としては常により良いフォーム、集会の「持ち方」を模索しています。AI同時通訳の利用なども、そのような模索の一環なのです。
最近、トライしているもうひとつの「改革」が讃美歌です。まあ、以前から歌い易いものを選んではきたのですが、ここにきてさらに選択の幅を広げ、先に述べましたペンテコスト派などでよく使われる歌も取り入れ始めています。
キリスト教の音楽会には、CCM(Christian Contemporary Music)と呼ばれるジャンルがあります。伝統的な讃美歌とは基本的に違うもので、もっと巷のポップスに近いタイプの音楽です。ヒットチャートのようなものもあったと思います(アメリカの話し)。
当然、人気のミュージシャンも大勢います。皆さん、ご存知かもしれないAmy GrantなどはCCM出身の歌手です。後に、もっとフツーのポップシンガーに進化しましたが。
実は、今年は私たちの集会のレギュラーであるオルガニスト/ピアニストのアルニーさんが健康上の理由から常駐ではなくなっているため、もっと若いピアニストに入れ替わり立ち替わりきてもらっています。
その流れで、「もっとポップな歌を」みたいな考えが出てきたわけです。私自身、これまでCCMには時折はまってきましたので、ピアノを弾く方が弾けるのであれば、そういうポップ調の歌を歌ってみることは嫌ではありません。っていうか、結構好きかも。
CCM界の美空ひばり エイミー・グラント
Myndin er ur TasteOfCountry.com
CCMの歌の良いところは、エモーショナル、センチメンタルなものも多く、感情移入がし易い。かつ歌詞が今的でわかり易い。メロディーも親しみ易い、等々。
これらのCCM系の曲にも「定番」とされる曲がたくさんあります。ありがたいことに?それらの定番の曲にはカラオケが用意されていることも多く、Youtubeとかで見ることができます。
ですから、万が一ピアニスト不在の場合でも、カラオケビデオで歌うことも可能でしょう。それが「遵法」か「違法」かは確認する必要がありますが。(^-^;
で、今そのような変革期にあります。最近教会に加わった若い女の子が、ピアニストとしての練習のために教会に毎日来てくれています。歌をつけての練習も必要なので、一緒に歌うのですが、ひとつ気がついたことが。
伝統的な讃美歌は、歌い手が大きな声で歌い易いようにできていますね。合唱が基本ですから。CCM系の曲は必ずしも合唱目的ではないので、私の感覚では「バカ声」を張り上げて歌うのが難しいです。
特にワタシのように、カラオケ好きでもなく、声量が乏しい人には。これだとマイクを使わないとピアノに負ける。でも歌い手がマイクを持つと、いよいよカラオケ大会的なノリになりそうで...
というようなわけで、こちらの面でも模索はまだまだ続きそうです。まあ、次から次へと課題というものは途切れることがないですね。こういう模索に十分な時間を使えるのが、この夏の恵みか。
気温は上がらなくとも、こういう風にも模索を続けることができる環境に感謝すべきでしょう。
皆さまにおかれましても、熱中症、突然の水害、食あたりに気をつけて「夏」を楽しまれますよう。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます