日本の皆さんの大方にとって、牧師さんの生活というのは想像し難い部分があるのではないかと思います。もちろん例外はありましょうが、私の知る範囲では、日本では牧師さんらは、経済的には「慎ましい」範疇に収まっています。
アイスランドでは、教会や牧師というものが文化社会の伝統の中にありますので、牧師さんの中にも裕福な方はいらっしゃいます。皆ではないですよ。
私自身は、決して裕福ではありませんが、困窮しているわけでもありません。贅沢をせず、慎ましい範囲での楽しみを見つけるという、小市民的な生活をしています。
私にとっての慎ましい範囲での楽しみのひとつが、パソコンやスマートフォン等の「ガジェット」類です。もちろんパソコンも上を見れば「慎ましい」を通り越していきますが、私のパソコンは安い方から数えてすぐのレベルにあります。
パソコンはオフィスにも自宅にもあります。スマートフォンもふたつ使っています。アップル派なので、以前はキャリーバッグの中にiPadも入っていたのですが、今は使っていません。
周りを見回してみると、iPad愛好家の人は大勢いらっしゃるように思えます。私の場合、なぜかiPadは使いようが分からず、結果ゲーム専用、という事態に陥っていました。
アイスランドでは「一家の中の黒い羊」という言葉があります。その一族の中の問題児のことを指すのですが、iPadは私のアップルファミリーの中では「黒い羊」化してしまったのです。

別に黒い羊も可愛いですけど...
Myndin er eftir Mikelane45 @dreamstime.com
知り合いの邦人女性はiPadを仕事でよく使う、とおっしゃっていました。バレエの先生なのですが、生徒の動きをビデオで撮り、その場で見せてあげて「ここをもっとこうして」のように指導するのに便利なのだそうです。
その方のご主人は音楽家で、やはり音楽の関係でiPadは必須のアイテムなようです。
テレビでNYPDものなどを見ていても、捜査官が現場でタブロイドを手に持って活用したりするのを見ることがよくあります。おそらくタブロイドの宣伝用のシーンなのでしょうが。
自分の場合、iPadだけこうも親しみがわかないのは、おそらく私がiPadを単にパソコンが開けない時の代用としてしか見ていないことにあると思います。別に「iPadでなければできない」という使い方が私には思いつかないのでした。
そしてその延長で、ひとつ思い当たることがありました。それはレイキャビクでは「通勤時間がない」ということです。
私は三十年ちょっと前に、新橋でサラリーマンをしていたことがあります。その頃は自宅のあった八王子から会社まで、朝は片道二時間をかけて通っていました。
八王子の良い点は、東京行きの始発電車もあることで(今はわかりません)、座って行けたのです。ですから一時間十五分の車中は、毎日寝て過ごすか読書をするかの「決まった時間」でした。もし今、あの状況にあったならiPadとかは重宝したのではないかと想像します。
レイキャビク近郊では、一般に通勤時間は非常に短いものでしょう。私の前のオフィスは車で五分の距離でしたし、今のオフィスは多少遠いとはいえ、十五分の距離です。
そのくらいの距離ですと、オフィスでパソコンを閉じて、三十分もすれが自宅でパソコンを開けることになります。私のように「パソコン代行」としてしかタブロイドを使わない(使えない)者にとっては、使う余地がないのでした。
それでも「ガジェット愛好家」として、iPad miniはしばらくバッグの中に入っていました。出先で何かを検索したりしなければならない時用に持っていたのですが、それもiPhoneプラスが登場してからは、それで十分間に合います、ということになってしまいました。
というわけで、ここ二年ほどはiPadなしの生活を送ってきています。それでもiPadは進化を続けているようで、今は12,9インチ画面のものあるのですか?iPad miniも4まで進んでいるのですね。
そういうのを見ると、なんとなくiPadの使い方を日常の中に見出せない状況が、多少残念に思えてきます。「黒い羊」でも使いようはあるのではないか?と。というよりは、正直、iPadの部分だけついて行っていない自分が悲しいのです。
ゲームはゲームで、結構面白いものもたくさんありましたからねー。いっそゲームボーイを買うつもりで、iPadを一台持っているのもありかな?
ところで、昨日8月26日をもちまして、このマイナーブログは六年目に入りました。この投稿が424回目になるようで、閲覧総数がのべで465234回、訪ねてくださった方が、これものべで184852人になるそうです。
このようなマイナーなブログを読んでくださる方々には心より感謝申し上げます。これからもマイナー路線は堅持していきますので、よろしくお願いします。
ひとつお願いがあります。四百回とか書いていると、さすがに以前何を書いたか、はっきりと覚えていないものもあります。加えて私の脳も老人化が進行中ですので、書いていることの中に以前の繰り返しがあることがあるかもしれません。
そのような際には腹を立てず、愛と寛容の精神で見守ってやってくださいませ。m(_ _)m
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
アイスランドでは、教会や牧師というものが文化社会の伝統の中にありますので、牧師さんの中にも裕福な方はいらっしゃいます。皆ではないですよ。
私自身は、決して裕福ではありませんが、困窮しているわけでもありません。贅沢をせず、慎ましい範囲での楽しみを見つけるという、小市民的な生活をしています。
私にとっての慎ましい範囲での楽しみのひとつが、パソコンやスマートフォン等の「ガジェット」類です。もちろんパソコンも上を見れば「慎ましい」を通り越していきますが、私のパソコンは安い方から数えてすぐのレベルにあります。
パソコンはオフィスにも自宅にもあります。スマートフォンもふたつ使っています。アップル派なので、以前はキャリーバッグの中にiPadも入っていたのですが、今は使っていません。
周りを見回してみると、iPad愛好家の人は大勢いらっしゃるように思えます。私の場合、なぜかiPadは使いようが分からず、結果ゲーム専用、という事態に陥っていました。
アイスランドでは「一家の中の黒い羊」という言葉があります。その一族の中の問題児のことを指すのですが、iPadは私のアップルファミリーの中では「黒い羊」化してしまったのです。

別に黒い羊も可愛いですけど...
Myndin er eftir Mikelane45 @dreamstime.com
知り合いの邦人女性はiPadを仕事でよく使う、とおっしゃっていました。バレエの先生なのですが、生徒の動きをビデオで撮り、その場で見せてあげて「ここをもっとこうして」のように指導するのに便利なのだそうです。
その方のご主人は音楽家で、やはり音楽の関係でiPadは必須のアイテムなようです。
テレビでNYPDものなどを見ていても、捜査官が現場でタブロイドを手に持って活用したりするのを見ることがよくあります。おそらくタブロイドの宣伝用のシーンなのでしょうが。
自分の場合、iPadだけこうも親しみがわかないのは、おそらく私がiPadを単にパソコンが開けない時の代用としてしか見ていないことにあると思います。別に「iPadでなければできない」という使い方が私には思いつかないのでした。
そしてその延長で、ひとつ思い当たることがありました。それはレイキャビクでは「通勤時間がない」ということです。
私は三十年ちょっと前に、新橋でサラリーマンをしていたことがあります。その頃は自宅のあった八王子から会社まで、朝は片道二時間をかけて通っていました。
八王子の良い点は、東京行きの始発電車もあることで(今はわかりません)、座って行けたのです。ですから一時間十五分の車中は、毎日寝て過ごすか読書をするかの「決まった時間」でした。もし今、あの状況にあったならiPadとかは重宝したのではないかと想像します。
レイキャビク近郊では、一般に通勤時間は非常に短いものでしょう。私の前のオフィスは車で五分の距離でしたし、今のオフィスは多少遠いとはいえ、十五分の距離です。
そのくらいの距離ですと、オフィスでパソコンを閉じて、三十分もすれが自宅でパソコンを開けることになります。私のように「パソコン代行」としてしかタブロイドを使わない(使えない)者にとっては、使う余地がないのでした。
それでも「ガジェット愛好家」として、iPad miniはしばらくバッグの中に入っていました。出先で何かを検索したりしなければならない時用に持っていたのですが、それもiPhoneプラスが登場してからは、それで十分間に合います、ということになってしまいました。
というわけで、ここ二年ほどはiPadなしの生活を送ってきています。それでもiPadは進化を続けているようで、今は12,9インチ画面のものあるのですか?iPad miniも4まで進んでいるのですね。
そういうのを見ると、なんとなくiPadの使い方を日常の中に見出せない状況が、多少残念に思えてきます。「黒い羊」でも使いようはあるのではないか?と。というよりは、正直、iPadの部分だけついて行っていない自分が悲しいのです。
ゲームはゲームで、結構面白いものもたくさんありましたからねー。いっそゲームボーイを買うつもりで、iPadを一台持っているのもありかな?
ところで、昨日8月26日をもちまして、このマイナーブログは六年目に入りました。この投稿が424回目になるようで、閲覧総数がのべで465234回、訪ねてくださった方が、これものべで184852人になるそうです。
このようなマイナーなブログを読んでくださる方々には心より感謝申し上げます。これからもマイナー路線は堅持していきますので、よろしくお願いします。
ひとつお願いがあります。四百回とか書いていると、さすがに以前何を書いたか、はっきりと覚えていないものもあります。加えて私の脳も老人化が進行中ですので、書いていることの中に以前の繰り返しがあることがあるかもしれません。
そのような際には腹を立てず、愛と寛容の精神で見守ってやってくださいませ。m(_ _)m
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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