☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

最近読んだおすすめの本

2012-11-16 | 育児グッツ&情報
春まであと5ヶ月!と、長いカウントダウンを始めている私です。でも今週は晴天続きで、朝はマイナスでも日中は10℃前後まで気温が上がるので、とても過ごしやすい。今日も元気に公園で遊べました。
しばらくこの天気が続くそうで、と~ってもうれしい!もしかしたらこのまま12月へ突入かもしれません。

個人的には心から喜んだ今年3月のありえない夏日1週間。この影響は地元産のリンゴにあったようで、リンゴ屋さんが言うには、今年はクリスマス以降はりんごは無いかも。。とのこと。今、リンゴが本当に美味しいんですよね~。
それもあと1ヶ月と思うと。。。異常気象はやっぱり問題ね。。。でもあの1週間は嬉しかった!!

ところで、皆様『遺書』って書かれていますか。人間いつかは死を迎えるとわかっていても、病気などで死期を宣告でもされないと、つい、明日も今日のような1日を過ごせると思ってしまいますよね。私もそうです。
でも、明日、事故や天災で死ぬかもしれないんだよね。。。

先日お友達から教えていただいたのですが、カナダではもし仮に両親が亡くなった場合、遺書を残していないと、子供のその後の生活環境に影響があるようです。というのも、親族が『私達が面倒をみます』と申し出ても、それだけでは法的に認められないとか。きちんと認められるまでの間、子供達は施設に預けられる事になるそうです。
理由は親族だからといって、その子をきちんと育てられる環境、人間性、経済状況であるかどうかはわからないからだそうです。

でも、遺書に『○さん家族に子供達の世話をお願いします』と書いてあれば、それが最も有効と判断されるとか。
私はまだ書いていないのですが、その事を知って、近いうちに書こうと思いました。
法律家のチェックも必要だそうですよ。

それと、最近読んだおすすめの本です。

『お母さんは命がけであなたを生みました』 ベテラン助産師さんが、高校生向けに書き下ろした本のようですが、どの世代が読んでも、感じる事、伝わる事があると思いました。
前半の助産師さんの経験エピソードは涙無しには読めません!!

私も、親の立場で読んでみて、考えさせられる事がありました。印象的だったのは、そうであって欲しいと願いますが、『親は子供よりも先に死を迎える』という事に対し、自分がこの世を去った後に、残された子供達が、経済的にも、精神的にも自立して人生を歩めるようにしてあげること。それは子供が小さいうちからでも出来る事が沢山あるんだなと感じました。

その1つが、健康に生きていく為の『食事』。高校生、大学生、大人になっても、食事の作り方を知らない人は沢山いるそうです。買えば腹は満たされるけど、心まで満たされる食卓環境も大切なんですね。

本の中のエピソードでは、母親が癌で5歳の娘さんを残して亡くなってしまったというお話がありました。
そのたった5歳の子に、彼女は亡くなる前半年間かけて、出汁の取り方、包丁の使い方なども含め、味噌汁の作り方を伝授したそうです。 たった1つのレシピだったけど、その子は料理の基本を母親から教わったので、自分で作れるようになったんです。小学生になっても毎朝、父親に母から教わった味噌汁を作ってあげているとか。 

『怪我したら危ない』『余計な手間になるから』やらせないではなく、『怪我をしないようにするにはどうしたらいいか』を教えてあげる事が、結果的に子供の自立の手助けになるんだなと思いました。
両親健在の方は、そんな事も元気なうちに聞いておくべきです!!亡くなってからでは聞けないのよ。。。。

日々あっという間に過ぎてしまう事も平和で何よりですが、『もしも自分が明日不慮の事故で。。』とふと考えた時に、残された息子に何が残せるだろうか。。と考えると、息子と過ごす時間はものすごく貴重に感じるし(あっ!忘れてないよ。旦那ともね)してあげられる事、教えてあげられる事がた~くさんあるなと思います。日々貴重ですね。そんな気持ちにさせてくれる本でした。

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コメント (2)
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