☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

公共のマナー

2012-11-26 | 日常の出来事
今日は長いよ!

私が住んでいる地域には、定期的に妊婦さんと妊娠を考えている方向けのイベントが開催されています。
私達も息子を授かる前と妊娠中に2度行ってみた事があるのですが、そこで妊婦体験ができるんです。
主に旦那さんにやってもらうのですが、お腹に重りをつけて、床に落ちている物を拾わせたり、身動き取るのがどれだけ大変になるか、お腹がどれくらい重たいかを妊娠を経験できない男性も体験できるというコーナーです。


ネットで日本の公共の場での子供のマナーなどが話題になっているようで、今日は友達同士でもその話になったんだけど、電車やバスの中ではベビーカーをたたむのが常識というような話を聞いて、本当にビックリ仰天!!子供がそこで寝ている場合はどうするの??寝ていても抱っこして、ベビーカーをたたむのでしょうか。 日本で生活している親御さん達はそこまで気を遣わなくてはお出かけもできないの??? 今度帰るときは、二人連れになるし、本気で帰国をためらいます。帰っても自宅にこもるようだろうか。。。。。

朝晩の荷物を持っていない人でも乗り込むのが大変な通勤列車やバスにベビーカーで乗るのは物理的にも無理があると思うけど、日中のバスや電車の中でベビーカー(しかも日本のデザインは小さいじゃん!!)をたたんで、子供と荷物を抱えて、どうやって安全に乗車するの???
しかも二人以上お子さんがいる方は、上の子が揺れで倒れないように心配もするだろうし、こういう人達に席を快く譲ってくれる人ってどれくらいいるのでしょう。。

私は息子を妊娠中に日本へ帰省して(当時7ヶ月)に、地下鉄と私鉄で配っている『お腹に赤ちゃんがいます』のキーホルダーをあえて見えるようにして、バスや電車に乗ってみたことがあります。2週間ほぼ毎日どこかに出かけていたけど、『座りますか』と声をかえてくれたのは、たったの1人だけ! あとは無視! というか、『寝たふり』『気づかぬ振り』が何と多い事か~!!!! そりゃみなさんお疲れなのはわかるけどね。な~んて想像力に欠けるというか、思いやりのない国だー!と感じましたよ。 これじゃあキーホルダーも経費の無駄遣いと思いました。

でもきっと、自分で体験してみないと、しんどさとか想像できないんでしょうね。しかも妊娠中でとにかく疲れやすくて、しんどいのは安定期に入る前のまだお腹が目立っていない頃です。

そこで、思いついたのですが、妊娠体験の他にも、『子連れ体験』なんてものができたら、もう少し子連れ親子に対して見る目が優しくならなかな~。と思いました。

3歳の息子は今13キロです。自分で歩いたり、立つ事はもちろんできるけど、疲れている時は『抱っこ』と言います。小さいお子さん程、オムツや着替えなど自分の貴重品以外の荷物も必需品です。1歳前後でも10キロ前後近くある子もいます。
そこで、子供代わりに5キロ、もしくは10キロの米袋を抱え、ベビーカーが倒れないように気をつけ、親御さん達がお出かけに持ち歩くサイズと重さのバッグ、出かける際の手土産、買い物の袋を持った状態で30分、適度に揺れる場所で立ってみるという体験!

双子の親御さんは二人分の重量と荷物を抱えているんですよ~!!

5分もしたら、しんどくなるはず!!! そんな時に一言『座りますか』と声をかけてもらえたら『あ~なんて親切な方!!!』と感激するし、ベビーカーを使う事ができれば、席が空いていなくても5キロもしくは10キロの米袋をそこに下ろす事ができます。着替え等のバッグ、手土産もベビーカーの荷物入れに入れる事もできるし、そしたら上の子が倒れたりしないように気をつけたり、周囲にベビーカーがぶつからないように気を遣うだけで、親御さんの心の負担も激減間違いなし!!!
実際その状況になれば納得できると思いますが、子供一人が怪我をしないように、他人にぶつかったりしないようにと気を遣うだけでも、ものすごーーーーーく神経を使うんです!

それでも理解していただけないのなら、女性専用車両のように、ホームエレベーター近くの車両に、『親子、車椅子優先車両』でも儲けて欲しい。
鉄道会社の方で、『ベビーカーはたたみましょう』とまるでそれが『常識マナー』のように呼びかけている所もあると聞いて、ビックリ仰天でした。 

エコ対策で、マイカーじゃなく公共機関を使いましょうって呼びかけていますよね?矛盾してるっじゃーん!特に東京都内にお住まいの方は、車を持っていない方も多いですよね?

乗り降りにベビーカーが邪魔だなと感じたら一言『すみません、下ります』と言えば、ベビーカーを持っている親御さんだって気がついて一度下りてくれるだろうし、身軽に動ける人達がその人に道を作ってあげればいいと思うのですがね。 そういうのが思いやりというのではないでしょうかね。

飛行機の中で泣いている赤ちゃんもよく見ます。幸いにも息子の場合は完全母乳だったので、ぐすれば授乳で大きなトラブルなく過ごせましたが、日本ーカナダ間は12-13時間フライトで、前回は3人くらいの赤ちゃんが交代で、ほぼ誰かしらが常に泣いている状態。確かにうるさいなと感じる気持ちはわかるけど、その親御さんはフライトの間、ほっとんど自分の気を休める時間など無かったと思います。泣かせたくて泣かせていた訳じゃないし、環境の変化に敏感な子もいるし、お腹がすいている以外に、眠たかったり不安だったり、痛かったり、具体が悪かったり、赤ちゃんは泣いて表現するしかできないから。。。
そんな赤ちゃんをずっと抱っこして、立ってあやしている親御さんは、ただでさえ疲れる長距離フライトの中、きっとストレスいっぱいで本当にヘトヘトだったと思います。私も一言声をかけたけど、そんな時に文句ではなく『親御さんを気遣う言葉』をかけてもらえたら、かなり気持ちが軽くなるんじゃないかな。。。飛行機に乗る理由だって、観光だけじゃないし、めったに会えない遠く離れた家族に会いに行くのかもしれないし、もしかしたら家族の誰かが危篤状態で、具合が悪い子を連れてでも飛行機に乗らないとならない状況だったかもしれないし。

エアカナダは、小さい子連れは2カ所くらいでグループにされているような気がします。なので、その中に、もし子連れじゃなく、不運にも子供の泣き声が大嫌いな人達がそのエリアの席になってしまったら本当に気の毒だけど、耳栓やイヤホンをすることもできるし、子連れじゃない方は少なくとも自分のペースで食事ができたり横になって一息つく時間があるのだから、温かい目で見守ってあげるか、ちょっと手助けするくらいの気持ちの余裕がある人が多いといいのになあ。

1~2歳くらいの子達は特に、歩き始めて自分の意志で動ける楽しさを味わっている真っ最中だから、他人がどう思うなど想像できず、『好奇心』のままに動いてしまうものです。 
なので、私達も息子がそれくらいの時は、空港のロビーで1人が息子につきっきりで、搭乗直前まで気の向くままに歩かせていました。そうして満足して体も疲れる事で、飛行機の中では静かに休んでくれる時間も増えるかなという狙いもあったけどね。

レストランで走り回る子供。。。。というのは、これもちょっとビックリなんですが、日本のレストランでは子供がよく走り回っているのでしょうか。走り回っている年齢の子によっては、ちょっと危ないですね。カナダのレストランでは、私達は子供が走り回っている姿を見た事がありません。 ただ、好奇心のままに動く1~2歳の子が、食事の前後に動きたがる姿は見た事があります。 これは危なくないように大人が誰か付き添っていればそれほど大きな問題とは個人的には思わないけど。。。。

ある程度勢いよく走れる年齢の子達がレストランでバタバタ走り回ったら、これは危ない。ウエイターさんが、熱い料理やグラスやお皿を持っているかもしれないし、もしぶつかったら子供も大怪我するかもしれません。それにバタバタ埃をたてて走られたら、食事している人はいい気持ちはしませんね。
子供を注意する時、その子が納得するように『どうしてそうした方がいいのか』を付け加えて説明してあげれば、言われた子も理解してくれるように思うのですが。。。それくらい気がついた周りの大人が注意してもいいしね。それに、周りの大人達は注意するだけじゃなくて、逆にマナーの良い子を褒めてあげたら、褒められた子はきっとまた別の場所でもいいマナーで過ごしてくれるんじゃないかな。

だから電車の中でも、ちょっと素行の悪い子を睨みつけるだけじゃなく、一言声をかけてあげるとか、逆にお行儀が良い子が近くにいたら、一言褒めてあげたら、もっと公共の雰囲気も温かい物にならないでしょうかね~。今度帰省するまでに、もう少し温かい雰囲気になっていてくれたら。。。。帰国が楽しみになるのにな。


子連れ家族も、もっと楽しくお出かけできますよね。

それと、日本のレストランで子供が走り回ってしまうというのは、もしかしたら他にも原因があるのかもしれません。エネルギーたっぷりの子供達が思い切り走り回れる場所が減ってるのでは!?
私の実家の周辺でも、私が小さい頃は見通しもよくて、毎日走り回っていたけど、今は住宅も増えて、家の前で走り回るというのは危険な気がします。。。
以前たまたま見た日本のテレビ番組で、日本の公園でのルールというのがあり、その公園では元気いっぱいの小学生が、公園のベンチで友達とゲームをしているというもの。すごーーく違和感があったけど、その公園には、『大きな声を出してはいけません』『ボール遊びをしてはいけません』とルールがあるんです。

じゃあ、元気いっぱいの子供達は、一体どこで、そのエネルギーを発散させられるの??????
何だか子供達が可哀想だなと思いました。だから、レストランなどでも本能で走ってしまうとか?


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コメント (2)
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