☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

My Body Safety Rules

2022-12-04 | 子供の発達関連
興味のない人も、興味を持って 知識を広げて欲しい内容なので
もう少しだけ 綴ります。

いじめや虐待、暴力の加害者は相手が自分に抵抗できないであろう「脆弱性」に目をつけると言われています

被害者に落ち度があるという意味ではありません。悪いのは100%加害者です。

ただ、加害者自身にも、精神疾患やトラウマがあったり 加害者が実は被害者経験がある場合もめずらしくないとのこと

それを考えると、この連鎖を断ち切る為に 自分が被害者にならないようにできる知識とスキルを身につける。

これもすごく大事な事。

それでも被害者になりそうだったり、なってしまった場合は躊躇せず 信頼できる大人にすぐに相談する

ここから印刷も可能です

Educate2Empower PublishingのHPに、フリーで使えるポスターなどが
たくさんあります。日本語はないんだけど、英語以外の言語バージョンも色々ありました

私の体は私の物。オーナーは自分!

誰かにハグやキスされそうになっても、嫌だったら「いやだ!やめて!触らないで!」と抵抗していい
その代わりに、ハイタッチや投げキッスなどで対応はできるよ

自分の体が「怖い・嫌だ。。危険だ。。」という反応を示したら。。

思い出して!
自分には 守ってくれる信頼できる大人が何人かいることを。
すぐに、その人に連絡して、話をしよう

誰かが「内緒だよ」「ここだけの秘密だよ」と言ったけど、自分はそれはおかしいと思う。嫌だなと思う。 そしたらそれは「秘密にしなくて良いこと」
すぐに信頼できる大人に相談しよう

私の体はどの部分も大切。
その中でも 水着で隠す部分はもっと大事。
もしも誰かがそこを触ろうとした。ジロジロ見てくる。写真を撮ろうとした。
そんな時はすぐに抵抗して、その場を離れて、信頼できる大人に報告しよう

まだ、自分で動けて、抵抗ができる人は、ある程度護身できるけれど、障害があって自由に体を動かせない。声が出せない。乳幼児のように 言葉で伝えるスキルが未発達な子達は、周りが目を光らせて そういう状況を作らせない配慮も大事になってきます。実際、身体障害者の虐待というのも あまりニュースになっていないかもしれませんが、現実に起こっていて、問題になっています。

もしかすると高齢者介護の現場でも。。。


このブログに書いた事は、きっと身近に感じない人の方が大半かもしれません

ここに書いた方法だけが解決法でもありません。

でも防災訓練と同様に

「もしも」そういう状況に直面したら。


その時に、自分自身の身を守る。大切な存在を守る為に。

1人でも多くの人に普段はあまり身近に感じないかもしれない性虐待について
知識や関心が広がり、これ以上被害者が増えないことを願います

これは、次男がキンダーの時にクラスで何度も見て、踊っていた歌。
私は公園のボスでも、家族のボスでもないけれど 私は私の体のボスなんだよ!
という内容の歌です。
英語だけど、小さなお子さん達にもおすすめです


余談です。。。
逮捕されたようですが、静岡県の保育園での虐待内容に、無理やりズボンを脱がせた。とありました。
これも その目的が明確に書かれていませんが、汚れたおむつ取り替えや、遊んでいてずぶ濡れ&どろんこになって着替える。などのも目的もなく
嫌がらせで脱がせていたのであれば、これは性犯罪です。完全にいじめであり。虐待です。
信頼して預けていた親御さん達の怒りが想像できます。他人の私でも怒りがこみあげてきます。

スタッフが園長に告発する旨を伝えたようだけど、日本の場合はどこに通報するのかよく知りませんが、園のボスに断られたとしても、明らかに虐待だとわかっている場合はストレートに行政に報告。日本ではできないのかな?

カナダの保育園だったら、園内で解決できないとなればEarly Childhood Educationの有資格者が毎年登録しているCollege of Early Childhood Educatorsへも直に報告ができて、そこが対応してくれるようだし、現場で働いていた方の話によると、直接 教育省へ報告する人もいると聞いてます

今回のような事件が発覚したら、おそらく免許剥奪でしょうね
警察署が管理する犯罪記録にもしっかり記録される事でしょう

ただ、先生が担当する子供の人数、日本はおかしいです
参考までにオンタリオ州の認可保育園の人数規定

1歳未満    10名/大人3名 クラス最大人数10名
1歳半〜2歳半 5名/大人1名 クラス最大人数 15名
2歳半〜6歳  8名/大人1名 クラス最大人数  24名

発達支援が必要な子がいる場合は、別に補助スタッフが入ります
これでも状況によっては猫の手が欲しい現状。

日本の保育士さん達の負担、大きすぎます
先生1人で3歳児20名????????
先生1人で4歳児30名????????

カナダの先生達にこの人数を伝えたら、あり得ない!と言ってました。
私も同感。
無理。。。




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