☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

HSC/ HSP Highly Sensitive Child / Person

2019-01-05 | 子供の発達関連
最近知り合いからHSC/HSPという言葉を教えてもらって、本を1冊読んでみました。
とても興味深い。

子供を持つ人も、できればそうでない人達も、学校や保育園、幼稚園の先生は一読ありだと思いました。



発達障害でも病気でもなく、親のしつけとも関係がないこと。でも、人種に関わらず世界で5人に1人がこのHSCという性質も持って生まれてきているとのこと。 その性質を持っていない人からすると、ちょっと敏感すぎるのでは?なんでこんなにギャーギャー言う? 逆になんで こんなに臆病さん? なまけてるだけじゃ?と、誤解してしまうケースも珍しくないようです。

HSC/HSPとは Highly Sensitive Child / Person (子供と、大人どちらも一定の割合いるそうです)

本の中に、子供用、大人用とチェック項目があります。 私自身にも当てはまるものもあれば、正反対に当てはまらないものもあり、何に対して人一倍敏感かは十人十色。なので、一概にこーだから、この子はHSCと簡単に分けるものでもないようです。

また、HSCと名付けてしまうと、特別な偏見を生んでしまう人もいそうですが、レッテルを貼る為の言葉ではなく、5人に1人という一定の割合で自分の周り、家族にもいて珍しくない存在である事。ただ、自分自身がそうでない4人側にいる場合、その20%の人達と接する上で、気をつけた方が良い事があるというのは、人間関係を築く上でも、子育てをする上でも知っていて損はない情報だと思います。

HSCという性質を持っていない人、そういう事を知らない人が、自分軸でHSCの性質を持っている人に 接してしまうと、ひどく相手を傷つけたり、落ち込ませたり、自己肯定感を下げてしまう事にもなってしまうよう。

逆に、その子/人の性質を理解して、丁寧に接する事ができれば、その人はその才能をぐんぐん発揮していけるそうです。

発達障害に関する事を読んでいても感じますが 「障害」という言葉に偏見を持つ必要はなく、障害と判断されていなくても その特性をある程度のレベルで生まれ持っている子もいるから、その子は/人は 何が得意で、何が苦手なのか、どうアプローチすることが適切なのか、目線をその子に合わせて 丁寧に接することが どんなタイプの人と接する上でも大切なことかなと私は感じます。

他の子達と比べるのではなく、その子、その人を見る。

大人の中には、時々自分の中にある「常識」と言うもので、他人の良し悪しや、良識の有無を決めつける人がいるけれど、そういう人達にこそ、色々な特性を持った人がこの世にはいること、自分だけが必ずしも正しいわけじゃない事に もう少し視野を広げられては??と思ってしまいます。

まずは、知る事。 私自身、今回のHSCに関しても、なんとなく言葉は見たことがあったんだけど、内容まではきちんと知りませんでした。 でも、5人に1人というと、各家族に1人、学級には数名いる珍しくない事です。

そこを自分軸で 「でも、できるでしょ」「もっとがんばれば」「これくらいわかって当然、できて当然」そんな風に親や先生が接してきたら、子供はしんどいね。

本にも書いてありますが、兄弟でその性質を持つ子とそうでない子がいる場合、持っている子に、そうじゃない子が「ーばかりずるい」(例えば、自分も学校休みたいのに、その子だけ休めるなんてずるい!)と 思う気持ちを伝えてきたら、できてる子には「そうか あなたも学校休みたい時があるのに、毎日頑張って通ってるんだね」と、その子が「がんばってるという事実」を伝える事が良いみたいです。

人の発言に対して敏感なタイプは、ちょっと注意された事に対して、言った方は全くそんなつもりはないのだけど、全否定されたような気持ちになって、「あの子が僕のこと嫌いと言った」とか、周りが聞くと「えっ!?なんで そうなるの??」って 思うこと、私も経験ありますが、これももしかしたらHSCが関係していたかもしれません。 その時に、双方の親も知っていれば、子供達の発言に対しての理解も変わっただろうし、双方の子供達にかける言葉も 主観ではなく、客観的にかけられたのではないかな。。

とにかく、どんな事も、知っていて損はないと思うので、このブログを読んで気になった方は、本か、ネット情報を一読おすすめです。この本では、子供の心理、親側の心理、どう対応するとその子の自己肯定感を下げてしまうか、逆に自己肯定感を高められるか、わかりやすいイラスト漫画つきだったので、時間があまりない人も、すぐに読めていいかなと思いました。

もう1冊、この事を提唱したElaine Aron先生の本も読んでみようかなと思っていますが、日本語訳されたHPを見つけたので、興味のある方はこちらもいいかも。




人気ブログランキングへ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピタゴラ装置 | トップ | スキーのチケット&スキークラブ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

子供の発達関連」カテゴリの最新記事