toty日記

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みんな家族

2006-07-06 21:52:55 | 
「みんな家族」

清水義範の作品。
彼の2~3代前の家族から彼までを
たどりながら、昭和の動向とともに展開していく。

親、兄弟、祖父母、群像劇のように、
あ、この人は○○さんに似ていると思わせる
身近な人物に思い当たる面白さがある。

一人の人が生まれるまでにかかわった家族を
それぞれ、ばらばらに描いてきて、
最後に本人に収束する書き方、

たんたんと、事実だけをのべているのがいい。


「危機の宰相」

沢木耕太郎の作品。
池田勇人の時代を中心に描く。

下村治、田村敏雄との三人の組み合わせで
日本の経済成長期を、引っ張っていく。
沢木耕太郎のノンフィクションの調子は好きだ。

この池田勇人が首相になった頃、
中学生だった。
生徒会の選挙で、「私は嘘を申しません。」
なんて、言っていたのを、思い出した。
もちろん、表層しか知りえないから、
言葉だけ、真似していたのだ。

どちらの本も、昭和史の一面ももっていた。


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