峠おやじの「たわごと」

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明治用水の漏水

2022年05月19日 | 時事ネタ

愛知県の矢作川から工業用水や農業用水を取水する堰、『明治用水頭首工』で大規模な漏水が発生している問題。

堰の上流側の川底に穴が開き、水がコンクリート製の堰の地下を通り抜けて下流に大量に流れ出しています。

水位の低下で用水の取水ができなくなり、愛知県は応急処置としてポンプとホースで取水を開始しました。

(NHKより)

その結果、工業用水はほぼ確保できるようになったそうですが、農業用水のメどが立ってないそうです。

(中日新聞より)

逆じゃね?

この時季、早生種(コシヒカリなど)は田植えが終わっているものの、晩生種は田植え前。

田んぼは当然ながら苗代も水不足で葉が黄ばんできた映像がNHKニュースで放送されてました。

しかもこの決定が東海農政局によるものというから驚きです。

農業用水よりも工業用水の方が需給が逼迫(ひっぱく)するとみたとのことです。

 

工業製品は操業を停止しても単に遅れるだけのことですが、農業ではそうはいきません。

植物が水不足になれば後々の生育に重大な支障が出て、その年の収穫に大きく影響します。

それが仕事の東海農政局がこれだけ無理解では話になりません。

担当者は全員辞職すべきと考えます。

 

仮に水利権の問題があったとしても、生き物相手の方が優先すべきでしょう。

これで損害を被ったら農家は損害賠償請求してもおかしくないでしょう。

放送されていた農家はやむを得ず6万円弱のポンプを自前で買って、近くの川から水を汲んで

苗代の稲に散布してましたよ。

コメント (2)
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