先日法事のあと集まった親族の話のなかで出てきた話題。
先代からバーを営業している人だが、コロナで営業休止があり、大変だった・・・
しかしコロナ明けしてもお客が戻ってこないとのこと。
社会的にはお酒を飲まない慣習になってきたり、繁華街の衰退などもあるけれど、
最近はお酒自体が入荷してこないのだそうだ。
お客さんに求められても「ありません」と答えざるを得ないので初めから「無い」と表示してるとのこと。
海外などコロナ明けで需要が伸びたのだろうと思ったが、外国人の爆買いのひとつに国産ウイスキーも入っていると
最近テレビで見たので聞いてみた。
「国産ウイスキーもですか?」
「そうです。サントリーでも高級なものほど入ってきません。」
やはり、そうなのか・・・
「ですよねぇ~、テレビでも『山崎』とか『白州』とか外国人に大人気だと言ってました。
日本は値段が安くて、諸外国の半値くらいだからだそうですよね。」
そうなのだ。長い間日本では賃金が上がらなかったし、物が売れないこともあって値上げもされてこなかった。
結果色々なものの値段が外国より安くなってしまった。
日本より外国で売る方が儲かるので物不足にも陥ってしまったし、円安の影響などで値上げラッシュになってるけれど、
それでも追いつかないぐらい値段差がついてしまった。
つまり日本の経済界が長年人件費圧縮に努めた結果、物価も上がらないくらい日本は貧しい国になってしまった。
今季の春闘で満額回答が相次いだとのことだが、そんなことでは追いつかないぐらい消費構造が弱くなってしまったのだ。
企業側は人件費アップにもっと協力しなくてはならないし、消費者も色々なものにはコストがかかっているのだから
正当な対価(値上げ)は甘受しなくてはならない。
いわゆる景気を良くするには人件費アップ。協力しない企業は法人税などのアップ。
人件費アップに対する便乗値上げは監視をするなどの施策が必要だろう。
老人対策として健康保険負担アップなども当然の話。今までが優遇され過ぎていたのだ。
若い世代にもっと金が回るようにすべきで、G7とかG20に恥じない日本にしなくてはならない。
維新のように必要な行政サービスをカットしておいて誤魔化す政党ものさばらせてはならない。
そのためにも半分以下の投票率でも成立するような選挙制度では民意を反映しているとは言えない。
棄権した人の所得税率は倍にするようなペナルティをするとか本気でかからないといけないのだ。
時短営業の余波で、再開しても2軒めに流れる客が減ったんだと思います。
コロナ第7波と8波の間のことですが。
地元スナックに私のお気に入りウイスキーが入荷しなかったんですよ。
ボトル空いたので入れようと思ったらママが「ここんとこ入ってこないのよぉ」
そしたら隣にいたジャン妻が、目の前の棚にあった銘柄を勝手に指定して入れたのです。「山崎」なんですよ。高いんですワこれが。
ただ地域的に繁華街だったけど長期低落傾向地域が
確かなんです。そこにコロナが拍車をかけたってとこ。
で、その「山崎」もホンマに高いし、なかなか入ってこないのだそうです。