いま読んでいる本『誰も教えてくれない 日本の不都合な現実』2021年西村博之著 が面白い。
著者は何かとお騒がせな2チャンネルの創設者。書き込みの削除要請などイロイロ裁判沙汰になっている。
そんな一世を風靡してる人の言い分を読んでみたいと思った。それとぶっちゃけた話、ブックオフとか三洋堂などの古本コーナーで見つけたから、つい買っちゃったんだけどね (^^ゞ
と、内訳話はともかく、手に取ってパラパラと斜め読みしてみて驚いたのは身も蓋もないというか、あけすけに書き過ぎてあること。なので思わず買ってしまった。その代表的なものが
『若い人が選挙に行っても政治は変えられない』
日本は平均年齢48歳の高齢化社会で、18歳から39歳の人が全員選挙に行っても40歳以上の人口が3倍いるので高齢者の意向が勝ってしまう。どんなに頑張っても人数的にはじめから負け戦。政治家も高齢者にウケる政策をしないと選挙に勝てない。それが日本の現実。若者が選挙に行っても初めから勝てないこの仕組みこそ政治が変えてほしい。と結んでいる。
私ゃ今まで投票に行かない人を批判してきたが、統計的に見たら言われるとおり、至極当然な話である。
働く世代とそこにおんぶにだっこの世代が同じ票数でしか意思表明できないのは却って不公平。
だから働く世代と年金受給世代とでは1.5~2倍くらい差をつけるべきではと本気で思ってしまった。
ほかにも帯封だけでも紹介すると・・・
『世の中には無能な人も存在する』=多様性の一種、それなり生き方をすべき。
『お金持ちと貧乏人の差は埋まらない』=もはや常識。
『日本が財政破綻する可能性はある』=常識。
『学歴は親の収入で決まる』=親ガチャ。
『若者の給料はこれからどんどん下がる』=日本は貧しい国だから。
『いじめはなくならない』=社会性のある動物の本能だから。
『ウソつきの方がこの世は勝ちやすい』=常識。
『日本の道徳教育には欠陥がある』=悪い人がいることを前提にすべき。
てな具合だ。詳しい書評はこちらにあるので参考までに。
PS.
読み進むうちに『キラキラネームは生きるのに不利』というページを見つけた。
キラキラネームについては当ブログでも『キラキラネーム』をはじめとして何度も話題にしているので、やっぱそうだよねえと思った。この本の筆者も『キラキラネームをつけられた子はその後の人生で不利な目に遭う可能性が大きいです』と書いている。
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