11月19日に開通したばかりの冠山峠道路に行ってきた。
岐阜県と福井県を結ぶ国道417号線は県境の冠山峠を林道(冠山線、塚線)で越しているが、
土砂崩れや積雪など年間200日前後の通行止めが発生していた。
そこで峠直下に長大トンネルを造り、安定的な道路としたものである。
私のホームページ、峠コレクションやツーリングレポートにも載せたように
冠山峠にはかなりの思い入れがあり、自転車で2回越えた。
そんなところにできたトンネルであるため、誰よりも早く行きたかった。
開通が日曜日の午後5時というヤクザな時刻。そして昨日までのウイークデイはそれぞれ用事があった。
金曜日以降は寒気団が来襲。積雪の怖れもあって本日決行するしかないと思い、
朝7時台にキャンピングカーで家を出た。
まずは順当に徳山ダムへキャンピングカーを進める。
ダム管理所の柱に貼られた『祝 冠山峠道路 開通』のステッカーが眩しい。
どこへ行こうか考えた際、紅葉も楽しみにしていたので湖面に映えるさまは期待通りだった。
福井県内で九頭竜も紅葉の名所だが、すでに落葉済らしく、徳山ダムで見られて良かった。
徳山ダムの湖岸はストレートラインになるようにトンネルが多用されている。
1964年に揖斐川下流にできた横山ダムの湖岸道路が超屈曲路で往生こいたのと対照的である。
そしていよいよ冠山トンネルである。
長さは4843m。けっこう長い。でも長大トンネルは高速道路で慣れているので快適・快適~♪
岐阜県側のトンネル入り口の標高を確認し損なったので、帰りの福井県側で確認すると450mだった。
でも国土地理院地図を見てみると岐阜県側の入り口はさらに高い470m地点になっていた。
本日の目的地としてはネットで調べた福井県側池田町の能面美術館とした。
日本の伝統芸能ではあるものの、殆ど知らなかったので良い機会かなと思った。
能面で『翁や媼、夜叉』はお馴染みだが、その他の面は名前は知っていても、
どんなものなのか知らなかったので、展示してある面と解説で少しは理解できたかな?
それから、すぐ近くに『かずら橋』があるというので見に行ってみた。
一般的に『かずら橋』といえばは四国の祖谷渓のものが有名で、
それには較べるべくもないが、有料なのにけっこう多くの人が渡って楽しんでいたのには驚いた。
そこから少し下ったところの『まちの駅』なる施設に『こってコテ』というレストランがあった。
お薦めのランチとカツカレーを食べた。カレーはともかく、揚げたての豚カツが美味かった。
食べ終わってマッタリとしていたら受付のレジに長蛇の列ができていてビックリした。
これはいかんと離席した。ホント早く来て良かったわ v(^^;
ネット情報によると、このレストラン、麺類やカレーライスくらいしかなさそうとのことだったので、
土日祝日に出る露店で牛串焼きなどを食そうと企んでいた。頼んだのは『熊串焼き』と『牛串焼き』。
注文してから焼き上がるまで10分程度かかり、焼いている写真は押さえたものの出来上がりを
待ちきれず、殆どお腹の中に入れてから
「しまった。写真を撮らずに食べてしまった。」
って気付いた。
だから画像は少し残った串しかないので面目ない(-_-;)
往路の道すがらも予想どおり通行量は多かったし、行く先々の駐車場も軒並み混んでいたので、
12時過ぎには帰路についた。
そこで帰りは混まないよう根尾経由にしようと徳山湖の途中から馬坂峠を越えることにした。
きれいな2車線道路だったのはダム湖沿いだけ。
あとは入口に出ていた『大型車通行不能』と『高さ制限3m』標識だけ。
高さについては峠のトンネルのことだとわかっていたし、キャンピングカーの高さも2.4mなので何の問題もない。
峠のトンネル前には自転車ツーリングの一団が休憩していた。かつての自分達を見るようで懐かしかった。
根尾側へは屈曲度がマシマシになり、ヘアピンカーブ続出。
ホウホウの体で根尾の薄墨桜前を通過。予想通り道は空いている。
シメシメと道の駅『織部の里もとす』に入ろうとしたら満車でやんの(~_~)
今日はどこも観光客で溢れている。休憩するのは止め、昨日買い忘れたものを調達しながら帰宅した。
過去に徳山ダムは行きまして、この記事を書いています。
能面美術館は、夫が行きたがりそうな場所ですが、
廃車にしましたので、行くことは困難になりました。
徳山ダムに沈む前の徳山集落へは自転車で3回行ってます。
初回は昭和53年、村の小学校で運動会が行われていました。
2回目は冠山峠にアタックした時。
http://tougeoyaji.ciao.jp/haisontokuyamakikou.htm
3回目は自転車のお仲間とオフ会で
http://tougeoyaji.ciao.jp/randonneur_off.htm
能面美術館の内部は撮影禁止とのことで
解説なども写して情報発信できたらいいのに
と思いました。
冠山峠道路で近くなったとはいえ2時間近い
行程ですのでお子様たちに連れて行って
もらえるといいですね。
標高、もっとずっと高いと思ってたのに意外です。
飛騨小坂駅(標高500m)より低いとは!
「クマ串焼き」が400円?! もっと高いもの
かと思ってました。
写真を撮り忘れるって あるあるですよね。
夢中になってるとツイ。。。
トンネル、「5000m」を越えると
「危険物積載車」が通れないという法律があるため
ギリギリな長さにしてあるトコが多いようです。
タンクローリーなども通れないんじゃあ、せっかくの物流手段が増したのに・・・ってなりますから。
峠じたいは1050m のところにありますが、トンネルがあるのは460m付近です。飛騨小坂駅(標高500m)より低いのかあ・・・でも、例の上呂駅付近が455.5mでピッタシですね。
「5000m」の壁ですか。
だから直前に「1000m」くらいのトンネルが設けてあるのかあ。https://maps.gsi.go.jp/index.html#13/35.753645/136.412636/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
納得です。