今年の気候は暑い夏が長かったと思っていたら、空を見上げればいつの間にか秋の雲の様子になり、
台風や秋雨を経て、蝉の声が虫の音に代わり、ようやく秋の風を感じるようになってきました。
特に、朝晩が秋の気配を強く感じるようになってきました。
しかし、朝でも8時ごろになると、直射日光は強さを感じます。
■9月14日、大阪の週間天気予報
今年は、8月8日に立秋になりましたが、猛暑の連続で、「立秋」という言葉と
季節感の乖離が大きいことが気になっていました。
新暦と旧暦の日にちの差がそうさせているのかなぁ???と思って、ネットで色々見てみると、
納得感のある2つの説に出会いました。
■日照時間説(太陽暦)
要約すると、立秋や秋分などの
「二十四節気」 は、季節を「日照時間」で分けているので、
気温と「二十四節気」の乖離を感じるようです。
昼と夜の時間が同じ春分の日と昼が一番長い夏至の中間が「立夏」、
夏至と再び昼と夜の時間が同じになる秋分の日の中間が「立秋」、
秋分の日と昼が一番短い冬至の中間が「立冬」、冬至と春分の日の中間が「立春」となっており、
太陽の動きによって決められているそうで、日照時間が季節の区切りになったようです。
■始まりの認識の違い説
そもそも「立秋」の「始まり」という意味が一般的な感覚と違うようです。
立秋とは、夏がもっとも盛んな頂点に、秋が立ち上がるということで、
季節を4つの山に例えるとして、一般的な感覚では頂上が季節の中心で、
谷底で他の季節と切り替わるように考えますが、24節季では前の季節の頂上過ぎで始まり、
次の頂上で季節が切り替わるようです。
夏の暑さのピークになると、あとは徐々に弱まっていき、弱まることから
次の季節が始まりだすという感覚で物事の始まりと終わりをとらえているようです。
ピークと底で切り替わりのタイミングが違うのは、哲学的な違いの感覚のようです。
■9月14日朝の北御堂と秋の空