円高不況で中小企業は青息吐息、消費税増税で庶民の暮らしも阿鼻叫喚です。スーパーで買い物をしても、買い物に比べて支払いが多いような気がします。その割に、中身の容量が少なくなって悲しくなってしまいます。収入は増えないのに、あっちもこっちも値上がりしますので、使うお金を減らすしかありません。働いて収入を増やすという方法がありますが、知り合いの若い方も仕事がなくて困っているくらいですので、そう簡単なことではありません。
ちょうどボーナス時期で、公務員の冬のボーナスが物価上昇率を差し引いても16.7%増ということで、平均すると90万円というニュースを聞いて、ため息しか出ません。また、総理大臣の給料が400万弱(手当含む)で冬のボーナスが600万円弱とのことで、気絶しそうになりました。重責を担っておられることを考えると、仕方ないとも思います。で、これだけあれば、ウン万円する天ぷらもランチ気分で食べることもできます。しかし、これだけ差がついてしまうと、庶民の気持ちなど分からなくなってしまい、庶民を苦しめていることすら気づかなくなるのではないでしょうか。たしか副総理だったと思いますが、「俺はそんなに景気が悪いとは思えないんだけどなぁ」みたいなことを言ったということですが、付き合っている人たちが経済界の富裕層ばかりなら、そう感じても不思議ではないかと思います。
いずれにしても、同じようなグループの人たちとばかりつき合っていては、偏った感覚を持ってしまうことはは多々あります。世の中には色々な人がいて、色々な考え方があるということを忘れないように、自らを戒めたいと思います。