お役に立てるのではないかと思い、体験を記したいと思います。寒い地域のことですが、教会などの広い部屋を暖めるのに、開放型の石油(灯油)ストーブを使用しておられるところも多いのではないかと思います。
浜坂教会も、よく見かけるストーブだと思いますが、コロナのブルーバーナーという大きなストーブを使っています。一台は、ファンで熱風を四方に拡散するものです。このタイプは、ストーブの真上が暑くなりません。もう一台は、ファンの付いていないタイプのもので、熱風が真上に上がって暖かい空気が自然対流して部屋を暖めます。
それで、何気にストーブの燃焼炎を観察していると、1分間隔ほどで青い燃焼炎が一瞬、赤くなって小さく炎が立ち上がっているのに気がつきました。設定温度を低めにして、燃焼炎を小さくしても症状は変わりませんでした。これは、異常燃焼だと思いました。
バーナーが壊れたのなら修理に出すしかないと思いつつも、吸入口からゴミが入り、それが燃焼しているのかも知れないと思い、外に面しているナイロンメッシュのフィルターの付いた空気の吸入口にゴミが溜まっていないか目視してみましたが、そこにはゴミは溜まっていませんでした。一応、フィルターはカバーのようになって、手で簡単に取り外せますので外したところ、すぐそこに、更にスポンジのフィルターがありました。
ところが、そのスポンジのフィルターが経年劣化で朽ち果てて、触っただけでボロボロの粉になって崩れてしまうではありませんか。どうも、崩れた残骸が少しずつ吸い込まれて燃えて、赤色の燃焼炎となっていたのではないかと目星を付けました。それで、朽ち果てたスポンジは、どうせ機能的にも役を果たさないのですから、掃除機で吸い取り、周りも綺麗にゴミを取り除いてみました。
再点火して様子を見ると、先ほどのように赤色の燃焼は見られず、ブルーの安定した燃焼が続くようになりました。これは、もしかして、もう一台も同じなのではと思い、もう一台も点検したところ、同じように内部のスポンジのフィルターが朽ちて粉のようになっていました。なので、同じように朽ちたスポンジの粉を掃除機で吸い取り、周りも綺麗に掃除しました。
以上、きっと同じようなタイプのストーブで、外からは見えない内部にあるスポンジ状のフィルターが経年劣化で朽ちているのに気がつかないケースがあるのではないかと思い、点検、交換などの注意喚起の意味でお伝えいたしました。ご自分で簡単に点検できますので、目視、点検の後、お店に相談するなどして、この冬も安全で快適に暖房器具が働いてもらえるように、この情報がお役立ればと思います。
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