【台湾/日本 鶏めし味くらべ】(姫路駅)
[製造元]まねき食品(株) 2019年(平成31年)1月19日 第54回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会で購入 価格980円
広告には「輸送」「台湾/台湾鐵路/台北駅」とありますが、台北駅の駅弁ではありません。姫路駅の駅弁屋さん「まねき食品」が製造した弁当を姫路から輸送したものです。
「まねき食品」は、2017年(平成29年)10月31日に台北駅構内に駅弁の常設店を出店しました。これは、日本の駅弁業者海外進出第1号です。
御飯が隠れるようにおかずをのせた駅弁は、いかにも台湾風といったところです。
排骨とは、中国語で豚などのスペアリブの意味で、豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げた中華の肉料理を指すそうです。
二つに仕切られた一方は台湾。御飯の上の「鶏排骨(パイク―)風」は、香辛料(おそらく八角かな?)が効いた、鶏肉の唐揚げ煮です。味付けはいかにも台湾の味といったところです。味付煮玉子と高菜が添えられています。
もう一方は日本。「鶏もも肉の照焼」がのって錦糸玉子・シシトウの素揚げ・パプリカ煮が添えられています。
御飯はまねき食品定番の「えきそば」の出汁で炊いた「だし飯」。鶏そぼろと刻み焼き海苔が散らしてあります。
御飯よりも鶏肉のボリュームがありました。
本物の台湾の駅弁を食べたことがないのでなんとも言えませんが、本場台湾の料理人が手掛けた鶏排骨風とあって、日本ではなかなか味わうことが出来ない駅弁のように感じました。
なお、この駅弁は2018年(平成30年)9月15日から30日まで、東京駅の「駅弁屋 祭」で開かれた「秋の新作駅弁フェア」で先行販売したそうですが、現在姫路駅で販売しているかどうか確認できません。