旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション185 「岩海苔だんだん」(函館駅)

2022-06-04 10:17:41 | 駅弁コレクション
【岩海苔だんだん】(函館駅)
                             2022.6.4投稿

2014年(平成26年)5月11日 函館駅で購入 価格920円
                [製造元](株)サンフレッシュサービス

 北海道松前町にある復元された松前城天守と松前公園の桜の写真に、松前家の家紋「丸に武田菱」をあしらった掛紙が、竹皮風の紙箱にかけられています。


 御飯の中にも岩海苔をはさんで、二段になっている御飯に玉子焼きが添えられ、付け合わせは小さな銀鮭の味噌焼、酢れんこん、はじかみ、松前漬、桜漬です。


 海苔好きにはたまらない、松前産岩海苔を使った海苔弁当で、おかずが無くても美味しくいただけます。
 岩海苔を使ったお弁当は、松前町の温泉旅館矢野の『のりだんだん弁当』が有名ですが、それをアレンジし駅弁化したものと思われます。
 因みに、岩海苔の収穫は冬に最初に獲る「1番海苔」と、しばらく経ってもう1回獲る「2番海苔」の2回です。
 勿論「1番海苔」の方が格段に風味と食感が良いのですが、1枚500円以上もする高級品です。
 2番海苔を使っていますが、天然岩海苔の磯の香りが楽しめる優れた駅弁の一つです。
 『江差線最後の日の旅』で、朝食用に函館駅で購入しました。

2017年(平成29年)7月2日 函館駅で購入 価格1,350円

 前回購入時と掛紙のデザインは若干変わっていますが、「天守」「さくら」「家紋」が使われています。
 「北海道松前町」の表記が変更され、「松前」を強調するような表記になり、「自家製松前漬入り」が加わっています。


 御飯の中にも岩海苔をはさんで、二段になっている御飯の上に鮭とはじかみが載っています。
 付け合わせは玉子焼きと自家製松前漬けです。


 前回購入したときから、価格が高くなっていますが、御飯の量も少し多くなるなど、リニューアルしています。
 購入時の販売員さんのお話では、岩海苔の収穫量が少ないため、最近は下北産も使っているということです。
 日帰りで函館に出掛けた帰り、夕食用に函館駅で購入しました。

 製造元のサンフレッシュサービスは、2005年(平成17年)創業で、現在は函館市内で和食料理処『四季海鮮・旬花』『お届け料理厨房旬花』、回転寿司『函館旬花』、水産卸サンフーズを運営する会社です。
 2009年(平成21年)11月よりJR函館駅で駅弁の販売を行っています。


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