旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション181 「神戸ワインステーキ弁当」(新神戸駅)

2022-05-30 11:14:46 | 駅弁コレクション
【神戸ワインステーキ弁当】(新神戸駅)
                            2022.5.30投稿

2014年(平成26年)3月23日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,200円
                        [製造元](株)淡路屋

 商品と神戸の夜景のイメージ写真が載った掛紙(箱)です。


 蓋が二重になっていて、上の蓋に載っている商品イメージ写真と同じ物が顔を出します。


 キノコピラフの上にメインの厚切りのステーキ肉が5切れ載り、素揚げのじゃが芋、人参煮、味付き菜の花、ピクルスが添えられています。


 冷めても美味しくいただけるように、赤ワインが入った調味液に漬け込んだお肉は、柔らかくステーキソースがなくても美味しい仕上がりになっています。
 白飯ではなく、キノコピラフになっているのも良いです。
 新神戸駅の駅弁には、ステーキ系の駅弁が今でも数種類存在します。
 この駅弁と同時期には、ワインボトルが入った『神戸ワイン弁当』も販売されていました。
 その駅弁と間違わないように、こちらの駅弁には『ワインボトルはついていません』との注意書きがあります。
 どちらの駅弁もすでに終売のようです。

 製造元の淡路屋は、明治時代初期には「淡宇」の屋号で、大阪・曾根崎新地で料亭を営んでいたそうです。
 駅弁販売開始は1903年(明治36年)、かつての阪鶴鉄道(尼崎から福知山を経て舞鶴を結んでいた鉄道路線)池田駅。その後各駅を転々とし、第二次世界大戦敗戦後の食糧難期に、当時の運輸省より神戸駅の駅弁店となることを要請され、それを受けて神戸駅へ移転し現在の礎を築いたようです。
 かつては六甲道駅、三ノ宮駅、元町駅、明石駅など神戸市周辺の主要駅で駅弁を手広く販売していたが、2020年(令和2年)3月現在直営店があるのは神戸駅・新神戸駅・西明石駅・芦屋駅のみとなっています。
 なお、日本初の加熱式駅弁は、1987年(昭和62年)に淡路屋から『あっちっちスチーム弁当』として発売されました。
『あっちっちスチーム弁当』は商標登録され、今でも淡路屋の加熱式駅弁にはロゴマークが付いています。




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