旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

津軽鉄道 鉄印の旅 2 津軽中里駅へ直行

2024-10-23 05:23:38 | 津軽鉄道の旅
 津軽鉄道には津軽21形と呼ばれる気動車5両と、ダルマストーブを設置して主に冬季に『ストーブ列車』として運行している客車3両が営業運転しています。
 気動車には沿線の金木出身の作家である太宰治の作品から「走れメロス」の愛称がつけられています。


 JR線から直接乗り継いだので、車内で乗車券をを購入します。
 この列車には、途中の金木駅まで車掌さんと、NPO法人津軽半島観光アテンダント推進協議会に所属する「津軽半島観光アテンダント」が乗務します。




 また、今の時期(9月1日~10月中旬)は、車内にスズムシが入った虫かごが置かれ、スズムシの鳴き声が聞ける『鈴虫列車』として運行されています。


 このほかに、この車両(21-105)のみ10月2日かた10月30日まで『駅舎十二景列車』として運行されています。

 『駅舎十二景列車』とは、2024年(令和6年)で90歳を迎える五所川原市在住の画家、櫻庭利弘先生が4月に1日3駅ずつ、4日間かけて津軽鉄道線全12の駅舎をスケッチし描いた、水彩画「津軽鉄道全十二駅」の原画を展示した車両で、言うなれば「動くギャラリー」です。
 12枚の絵は今年6月に地元紙「東奥日報」に『津鉄駅十二景』として連載され作品の原画で、その後市内外のギャラリーなどで展示されてきましたが、今回その連載記事と共に展示されています。


 車内には「リゾートしらかみ2号」からの乗り継ぎ客15名ほどが乗車していましたが、私を除いて全員が、途中の金木駅でアテンダントから頂いた地図を手に降りていきました。




 津軽中里駅に到着です。






 地方鉄道の沿線地域の振興を目的として2020年(令和2年)から、第三セクター鉄道等協議会に加盟する鉄道会社と関係会社が連携して始めた『鉄印』は、『鉄印帳』を購入して、各鉄道会社の指定窓口で当日有効の乗車券の提示と記帳料を支払うことで各社のオリジナ『鉄印』がもらえます。
 今回新たに加わった鉄道会社の場合、「鉄印帳 東北・道南エリア版」もしくは「フリー版」が必要となるため、先ず「鉄印帳 東北・道南エリア版」を購入しました。なお、通常版の鉄印帳では購入はできません。


 『鉄印』の購入には、鉄印帳と当日有効の乗車券(入場券は不可)の提示が必要です。乗車券は今乗ってきたもの、帰りのもの、どちらでも可です。
 ただし、津軽鉄道の公式ホームページには『鉄印帳の提示に加えて 津軽鉄道の、切符一枚、または、グッズ一個、の提示が必要です。』とアナウンスされています。


 津軽鉄道の『鉄印』はここ津軽中里駅の他、金木駅・津軽五所川原駅にもありますが、駅毎に書体やスタンプのデザインが違うものになっています。
 なお、「津軽鉄道」の文字は元職員の書としか公表されていませんが、元職員は五所川原立佞武多の漢題字と「漢雲」の文字を書いたことのある方だということです。


 駅スタンプです。
 非常に状態が良いものです。

 エキタグも同じデザインです。


 津軽中里駅には駅スタンプの他に、高松市在住の脱サラ鉄道カメラマン坪内政美さんが寄贈したスタンプもあります。坪内さんは2008年(平成20年)頃から駅スタンプを製作・寄贈する活動を行っているようです。




 『駅舎十二景』の絵はがきを購入し、金木駅に向かいます。


 つづく


コメントを投稿