旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション103 「さば蒲焼き風弁当」(八戸駅)

2022-02-22 14:01:07 | 駅弁コレクション
【さば蒲焼き風弁当】(八戸駅)
                           2022.2.22投稿

2009年(平成21年)8月1日 八戸駅で購入 価格900円
                      [製造元](株)吉田屋

 中身の写真を載せた掛紙が、紐掛けされています。


 青森県産米「まっしぐら」の白飯の上に、揚げてから蒲焼にした鯖が載っています。
 蓮根・大根の柚漬・柚子の皮が添えられています。




 名物の「いわしの蒲焼き」も美味しいですが、鯖も肉厚でパサパサ感もなく、味付けされたタレが御飯にも染み込んでいて、シンプルですがが満足する駅弁です。
 この駅弁は、2008年7月から「みちのく日和」と題して大宮駅へ輸送され、大宮駅限定の駅弁として当時のNREが企画した限定駅弁シリーズ6駅7種のうちの1つです。
 掛紙には中身の写真に加えて、その6駅と大宮駅を路線図で示すロゴマークがついています。
 他の6種は、米沢駅(松川弁当店)「米沢牛焼肉松川辨当」1500円、秋田駅(関根屋)「秋田比内地鶏の鶏めし」1100円・「大人のまかないどまん中」1000円、郡山駅(福豆屋)「おむすび道中記」900円、山形駅(森弁当部)「おらだのごっつお」1000円、一ノ関駅(斉藤松月堂)「あぶり焼き牛肉弁当」1000円。だったそうです。
 発売から1年。『東京往復普通列車の旅』復路2日目、八戸駅で販売していたので購入しました。

 製造・販売の吉田屋と言えば、1961年(昭和36年)の販売開始以来のロングセラー駅弁『八戸 小唄寿司』が有名です。
 創業は、東北本線戦線開通の翌年1892年(明治25年)。
 板前を志す函館の若者が包丁一本を携えて上京の途中、開業したばかりの尻内駅(現 八戸駅)で下車したところ。偶然、駅長の目に留まり、駅員のまかないの仕事を任されることになり、翌年にはおにぎりと漬物だけの弁当をホームで売り始めたのが「吉田屋」の始まりだそうです。
 2013年(平成25年)4月には、東京工場操業を開始しています。
また、創業者の縁もあって、新函館北斗駅舎内で「お弁当カフェ」を営業しています。


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