旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション298 「驛辨浪漫~おむすび編~」(郡山駅)

2022-11-26 10:54:31 | 駅弁コレクション
【駅弁浪漫~おむすび編~】(郡山駅)
                            2022.11.26投稿

2020年(令和2年)10月4日 福島駅で購入 価格880円
                        [製造元](株)福豆屋

 大正時代後期の郡山駅舎が描かれた掛紙です。


 今では珍しくなった、木のわっぱの容器です。


 おむすびは昆布とおかかで、どちらも海苔が巻かれています。
 おかずは、ちくわ磯辺揚げ、ささみ竜田の梅しそ巻き、玉子焼き、煮物(玉こんにゃく・伊達鶏つくね)。小さな仕切りには、人参煮、金平ごぼう、相馬胡瓜漬。






 2020年(令和2年)4月10日から5月末まで、駅弁誕生135年に合わせて各社競作でおにぎり弁当が販売されました。
 福豆屋では期間限定弁当だったものをリニューアルさせて、おかかのおむすびも海苔を巻き、昆布のおむすびと合わせ、「海苔のり」なったことから、『海苔のりべん』の姉妹駅弁と位置付けたようです。
 現在は終売のようです。
 『阿武隈急行 鉄印の旅』の帰途、福島駅で購入しました。

 製造元の福豆屋は、1924年(大正13年)3月7日創業の福豆屋は、地元の味を生かした種類豊富な駅弁販売のほか、仕出し・食堂・給食等配食事業を行っています。
 『駅弁味の陣2018』で「海苔のりべん」が「駅弁大将軍」と「最多応募賞」のダブル受賞。


 現在も、1,100円で販売されています。


 『駅弁味の陣2021』では「海苔のり弁887」が「味覚賞」を受賞。


 現在も、1,300円で販売されています。


 いまや、郡山駅弁「福豆屋」を代表する駅弁となったのが「海苔のりべん」ですが、これ以前の福豆屋を代表する駅弁は、東北新幹線の開業を記念して1982年(昭和57年)に発売開始した「小原庄助べんとう」です。
 お酒の好きな小原庄助さんにちなんで、上の段を酒の肴にして呑んでもらい、下の段には〆の御飯ということで“しめじ”御飯が入っています。
 二度のリニューアルを経て、現在三代目となる「小原庄助べんとう」(1,200円)は、販売休止となっています。




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