700R4ミッションオーバーホールの続きです。
ここは擦り切れているものが多いのですがこのミッションも例外ではありません。
インプットハウジングとアウトプットシャフトをつないでいるオイルシールです。
内径がかなり違うのわかりますかね?
これでは正常な作動は出来ません。
ここで少しオートマの話です。
一般的にオートマチックトランスミッションには
① 機械式 ② 電気制御式 ③ CVT
の3種類がありますが私の仕事にCVTはあまり関係ありませんので機械式と電子制御式について、、、、、
C1500で言えばデビューイヤーの88年~92年までが機械式です。(700R4)
その名の通り変速させる条件を機械的にトランスミッションに入力して変速させていきます。
ちょっと難しいかもしれませんがオイルポンプで作る油圧の「ラインプレッシャ」とアウトプットシャフトで駆動しているガバナーが作る「ガバナプレッシャ」の圧力差で変速しているのが機械式です。
ですから変速させることに一切電気は使いません。(トルクコンバータークラッチには電気を使いますがロックアップ時のみです)
コンピューターが絡みませんので、変速点の変更が比較的簡単に行えます。
それはガバナーについているおもりの重さを変えることで出来るのですが各ギアごとに設定できませんので多少どこかは我慢が必要な場合も出てきます。
横向きのシャフトがアウトプットシャフト、これがプロペラシャフトに直接つながります。
下向きの部品がガバナーです。アウトプットシャフトで駆動します。
C1500で言えば93年~99年までが電子制御式です。(4L60E) 2000年からは容量が大きくなり4L65Eになりますが基本的に4L60Eと同じです。
機械式に対して電子制御式は電気的に変速をコントロールしています。
ですから機械式では必要のなかったコントロールユニット(コンピューター)が必要です。
機械式と違っていろんな条件でもスムーズで快適な変速が得られますが変速点の変更等がしたい場合コンピューターの書き換えが必要です。
どちらも一長一短だと思いますが改造車でなく普通の街乗りでしたら電子制御のほうが快適だと思います。
変速をつかさどるバルブボディーです。
左が700R4 鉄製で重いです。右が4L60E アルミなので軽いです。
右のものにはソレノイドがたくさん使われていますが左のには付いていません。
あんまりオートマの話が長くなるとつまらないかもしれないので今回はこのへんで、、、、、、、
さて、ふつーーーの車検もこなします。
B氏所有のゴルフです。
14万キロも乗っていますのでタペット辺りから多少「カチカチ」と音がしていましたが今回WAKO'Sのスーパーフォアビークルを入れさせていただきすっかり静かになりました。
こちらも無事納車です。
変わりダネのコーナーです。
先日00タホの修理をさせていただきましたI氏、ご来店いただきました。
FLHTCです。
私も以前ハーレーに乗っていましたのでこの辺りも大好物です。
オーナーさんのおかげで綺麗な状態が保たれています。03モデルですのでもう10年たっています。
たくさん話させていただきましたが、、、さすが、、、、、I氏はハーレーメカニックでいらっしゃいますので教わることだらけです。
タイヤのエアバルブもしゃれてます!!!
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とまりそうでとまらないアイドリングも素敵です。
こういうのを見せていただくと、、、、、、、また欲しくなります、、、、、、ハーレー
最後に広告のコーナーです
ワゴンR 入荷しました。
11年式と年式は古いですが走行49900Kmと少なめです。
FX-Tですのでシングルカムですがターボつき、A/T A/C P/S 外見はまあまあですが中、、、、綺麗ですよ。
ストレスなく街乗りはこなします。
興味ある方は是非見に来てくださいね!(すでに2組見に来ていただくことになってますので売約済みの際はご了承ください)
お知らせです。
6月2日(日曜日)
当方鈴鹿のストリートカーナショナルズにエントリーしていますのでお休みさせていただきます。
写真等撮って来ますので楽しみにしていてください。
ご迷惑おかけいたしますがよろしくお願いいたします。
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