ありがたいことに作業が切れませんが少しバテ気味です。
まあ、こなしていくしかありませんのでがんばります。
S氏所有のサバーバン、エンジン続きです。
ピストンリング待ちですのでシリンダヘッドから手をつけます。
燃焼室も掃除して付着しているカーボンを除去します。カーボンはいわば炭ですのできちんと掃除しておかないとプレイグニッション(早期点火)やデトネーション(異常燃焼)の原因になります。
上記の不具合は燃焼室に付着している炭に付いている火種がスパークプラグが点火するより前に混合気に火をつけてしまうために起こる症状です。
WAKO'SのRECSなどをつかえばエンジンをばらさなくてもかなりきれいに出来ますが、このように分解してやれば完璧ですよね。
バルブもすべて掃除です。
バルブは全部で16本ありますのですべて掃除です。
その後でバルブのすりあわせをします。
バルブラッパーという便利工具もあるのですが当方は写真のようなタコ棒を使います。
バルブのすり合わせをたくさんやれば当たり自体はもちろん良くなるのですがここが難しいところで、当方はそんなにたくさんすり合わせません。
バルブとバルブシートは当たり面積を多くとって密着させるのではなく、線のように細い当たりで面圧を上げて密着させるためです。
ですから作業的に早く済むけどやりすぎてしまう便利工具ではなく、手ですり合わせています。(手の皮剥けちゃうんですよ、、、)
問題のピストンリングも本日アメリカより届きましたので進めれますよ!!
その他の作業です。
ラピュター所有のM氏に紹介いただきましたK氏所有の2010年シエラ、車検と修理です。
高年式ですし、全体的に状態は良いですので通常の整備を進めさせていただきます。
エンジンはパット見普通のLSのようですが珍しい6.2Lのモデルです。
リアブレーキはパーキングブレーキは砂っぽく汚れていますが残量も十分ですので掃除と調整です。
リアのブレーキローターはレコードのようになっていますし、ブレーキパットも交換時期ですのでローター研磨させていただきます。
タイロッドエンドも掃除してグリスアップです。
この年式辺りからでしょうか??タイロッドエンドはグリスアップできますがコントロールアームにはグリスニップルがありません。
定期的にグリスアップするのではなく、部品交換するような方向に変わって来てるのでしょうね、、、、
最近のモデルに多い症状のタイロッドインナーには大きなガタがあります。
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これは危ないので交換です。(M氏にはこうなっているので修理をと言っていただいています)
ラック&ピニオン式ステアリングギアボックスの車(LSエンジンになってから以降の1500シリーズ車)でハンドルの遊びが多い場合ここをチェックしてみてくださいね。
明日も続きです!!!
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