新型コロナをきっかけに、テレワーク、リモートワークに取り組む企業が増えています。
同時に、テレワークができない現場労働者の方々が多数いらっしゃいます。また、オンラインについては、学校教育、飲み会などあらゆる場面で活用が広がっていますが、テレワークについて思うところを書いていきたいと思います。
■テレワークは、やっぱり仕事だった
「テレワークは、やっぱり仕事だった」と、そうした声が次つぎと寄せられています。
私の実感もその通りです。と言っても、仕事柄、実態はパートナーがテレワークをしていることが多いわけですが。私自身も、テレワークをする日がありますが、仕事にならない(苦笑)というのが本音です。(3密どころか4密状態です…)
「子どもが寝静まったあと、夜中にかけて仕事をしている」など、実際に共産党都議団にも子育てと仕事の両立について、たくさんの声が寄せられています。
当たり前じゃないかという一方で、認識がそうでない人もいらっしゃると思います。
ちなみに、東京都は「未来の東京戦略ビジョン」の「女性の活躍推進戦略」中で、「家事・育児負担軽減プロジェクト」として、取り組みを紹介しています。この中に、テレワークが掲げられています。
子どもを抱きかかえながら仕事をする写真(下)を使っていますが、私の実感としても現実離れしているなと感じています。
諸外国でも、テレワークが増えている現状です。テレワークができるような業態であれば、働く人たちとの合意形成を踏まえて移行していくことは重要ではないかと思います。
■保育園の入所選考の基準も、在宅ワークは不利
もう一度言いますが、テレワークは仕事だということです。しかし、在宅ワーク(居宅内労働)が制度的には軽んじられてきたことがあるのも事実です。
たとえば保育園の入園の際の入所選考基準。町田市では、指数で1点の差があります。1点というのは小さいどころか決定的な差と言ってもいいレベルです。
■テレワークできない事情の方々へのリスペクトが重要
「テレワーク」を活用してほしいと言われても、不可能な方々へのリスペクトも重要だと思います。
特に、新型コロナの最前線で対応にあたっている医療・福祉の現場のみなさんから、「テレワークと言われても…」という声をそれなりに寄せていただいています。
これは、ステイホームと言われても、安全にステイできる住まいがない方たちに対するメッセージの出し方と同じではないかと。
大きな方向性はそうかもしれないけれど、同時にそうできない方々へのケアも一体に行う必要があると思います。
■心地よい働き方
テレワークには、環境整備が必要です。
Zoomなどのテレビ会議環境やネットワークなどハード整備。子育てや介護と仕事が両立できる環境。
『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(著・堀内都喜子さん)の中では、心地よい働き方ということが一つの軸となっています。
効率的に働くためにも、しっかり休むことが重要なんだということを考えると、そうした環境を整備していくことも必要だと思います。
休みの際のデジタルデトックスも、本の中では語られていますが、「そうだよな」と思う一方でそうした割り切りが苦手なところもあり、ずるずると連絡しあっているということは反省。
フィンランドに憧れているだけでなく、日本でも心地よい働き方をすすめていきたいと思います。
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