「年金はいったいどうなるのか」
来年度の政府予算案が閣議決定をされたことが、話題になっていますが、3年間で年金の2・5%カットはこれだけ暮らしが大変な中、高齢者の生活を直撃することは間違いありません。
年金暮らしの方からお話を聞くと、「収入は減ることはあっても、増えることはない。出費は増えることはあっても、減ることはない」「1つのお弁当を一日2~3回に分けて食べている」「お金が心配で、病院に行くのを控えている」と。
65歳以上の方は、来年度の介護保険料の改定がおこなわれ、基準額で月3950円から月5400円弱になるという試算が出されました。介護報酬の改定、基金の活用などで値上げを抑制することを求めてきましたが、値上げをゼロにすることは難しいのが現状です。
75歳以上の方は、後期高齢者医療保険料の改定で、16%近くの値上げになる試算が後期高齢者広域連合から示されました。
医療にかかると毎回100円を負担しなければならない「定額負担」、70歳~74歳の医療費窓口負担を1割から2割に戻すことは、今回見送りとなったそうですが、医療費の削減を名目に負担増をおこなえば、必要な医療の抑制がおこることは火を見るよりも明らかです。必要なのは、予防医療に力を入れ、安心して医療にかかることができる窓口負担の軽減、高すぎる保険料の引き下げです。
◆若年者の年金について
国民年金と厚生年金の掛け金は、上昇の一途をたどるようです。私も国民年金に加入をしていますが、国民年金の掛け金が上がり続けることは、払うことが困難な人を広げていきます。
30代のお子さんを亡くされた方から「これまで子どもが払ってきた、年金の掛け金が一円も戻らないのはいったいなぜか」と質問をいただきました。制度の隙間になってしまえば、「法律に書いてありませんので」と対応されたのでは、あまりも不条理です。隙間をきちんと埋めていくこと、給付をいかにして抑えるかという発想を転換させることが重要だと思います。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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こういうセコい解釈をしてる権力者達は相応の償いをしてほしいものです