2019選抜高校野球,第1日 

星稜のエース・奥川が毎回17奪三振!「押し引き」で圧巻の完封劇

 今日から選抜高校野球が開幕した。

 初日の注目カードは何と言っても第3試合の履正社-星稜戦で、
星稜の好投手・奥川に履正社打線がどう攻略するか。

 レベルの高い大阪大会を制した原動力の打線を持つ履正社だが
気になるのは、練習試合で利き腕の手に打球を受けたエース・清
水の回復具合だろう。

 第2試合も四国王者の高松商と関東大会準優勝の春日部共栄だが、
横浜の好投手・及川を攻略した共栄打線が高松商の香川をどこまで
打てるのか。

 開幕戦の第1試合は一昨年に続いて開幕戦を引いた市呉と市和歌
山の対戦となるわけだが、機動力を武器にした呉が和歌山バッテ
リーを揺さぶれるか。

 第1試合:市呉 2⑪3 市和歌山

 1回に和歌山は1番の2ベースと2番のバントヒットでノーアウト
1・3塁から3番の併殺打で先制すると、5回にも1アウトから四球
とヒットでチャンスを広げ3番のタイムリーで待望の追加点を挙
げる。

 それでも更に2アウト1・2累から5番のセンター前ヒットで2塁
ランナーをホームで刺してから流れが変わり、7回に呉は1アウト
から死球で出たランナーが1ゴロで2塁に進み7番のタイムリーで
1点返すと9回にも1アウトから3ベースで出塁した4番が5番のス
クイズでキャッチャーのタッチをかいくぐって還り遂に追い付く。

 迎えた11回に和歌山は1アウトから6番がヒットを放つとライト
がもたつく間に2塁に進み、2アウト後8番のセンター前ヒットで
還ってサヨナラ勝ち。

 6回までノーヒットの呉に対し和歌山は毎回ランナーを出してい
たものの呉の固い守りで2点しか取れず、7回に2アウト2塁から出
た初ヒットがタイムリーになり9回の同点シーンも本来ならホーム
タッチアウトのタイミング。

 そういう意味で呉にツキも味方していた形だが打力が今ひとつで
2安打を全て得点に絡める勝負強さはあったものの、それ以外では
得点するムードがなく13安打と2安打では今の野球では勝ち目はな
い。

 第2試合:高松商 8-0 春日部共栄

 2回まで共にランナーを出しながら無得点で迎えた3回に高松は
9番以下の3連打で先制すると5回には9番&2番のヒットに盗塁を絡
め2アウト2・3塁から3番のタイムリーで2点を追加し3-0とする。

 共栄も3回に1アウトから9番がヒットで出塁するものの牽制で刺
され直後に四球で出塁した1番も盗塁失敗でチャンスを潰し、5回
には6番のヒットと8番の四球で掴んだ1アウト1・2塁のチャンスも
後続を断たれる。

 そして迎えた6回に高松は6番が歩いてバントが野選となり1アウト
後、相手ミスを挟んで9番と2番のヒットで一挙に4点が入り勝負が
決まった。

 強打の共栄打線とはいえ残り3イニングで7点は厳しく香川の前に
13三振を喫して完敗。

 とはいえ高松商・長尾監督のコメントではないが先に共栄が得点
していれば逆のスコアになってもおかしくないような差だったので、
5回に2アウト1塁から2番のヒットエンドランが決まり1・3塁から
盗塁で2・3塁とし3番の香川が粘った末に打った2点タイムリーが
勝負を決めた形だ。

 第3試合;履正社 0-3 星稜

 1回に星稜は1アウトから連打でチャンスを掴み5番のタイムリー
で先制すると毎回ランナーを出すものの清水が踏ん張って追加点を
許さず、迎えた7回に星稜は相手エラーで出塁した9番がバントなど
で3塁に進み3番のタイムリーで‘次の1点’を挙げると9回にも1ア
ウトから1番&2番の短長打で3点目を挙げて勝負あり。

 履正社は1回のピンチで1アウト1塁から3番のヒットで3塁に進ん
だランナーをライトの好返球で刺すなど1点で止め6回までランナー
を背負いながらも凌いでいたのだが、打線は3回に戦闘の7番が初ヒ
ットで出塁した以外は7回までチャンスらしいチャンスがなく8回に
2アウトからヒットとエラーで1・2塁、9回も1番が歩いて3番のヒッ
トで1アウト1・3塁と攻め立てたが後続を断たれて完敗。

 注目の好投手・奥川は履正社打線から17奪三振で3安打1四球と、
ほぼ完ぺきなピッチングを披露したのだった。

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