レアル、史上初となる“CL連覇”の歴史的快挙。Cロナは5季連続得点王…堅守ユーベを4発撃破
日本時間の今日早朝にカーディフで行われたCL決勝は連覇を目
指すレアル・マドリードが、21年ぶりの優勝を狙ったイタリアの
ユベントスに4-1で快勝して史上初のCL連覇を果たした。
このカードは97~98シーズン決勝以来の対戦でプレドラグ・ミヤ
トヴィッチの挙げた1点を守り切り1-0で勝って65~66シーズン
以来の優勝を果たしているのだが、80年代以降5回の優勝を誇って
いたイタリア勢に対しスペイン勢は91~92シーズンのバルセロナ
以外の優勝がないなどイタリア勢優勢だった流れがスペイン勢に
行き始めるきっかけになっていた。
だからこそ決勝までに3失点という鉄壁の守りを誇るユベントス
と攻撃力を誇るレアルの対決はサッカーの流れがスペイン優位が
続くのか、イタリア勢の復権なるかという興味も湧く。
試合は立ち上がりから意外にもユベントスが攻勢をかけ3分過ぎ
からゴンサロ・イグアインのシュートなどでレアルのゴールを脅
かすのだがGKケイロル・ナバスのセーブに阻まれ、逆に20分に
ダニエル・カルバハルの右からの折り返しをクリスティアーノ・
ロナウドが決めて先制すると、ユベントスも7分後の27分にイグ
アインがつないだボールをマリオ・マンジュキッチが決め1-1の
同点に追い付く。
後半に入っても両チームのせめぎ合いは続いたがレアルが徐々
にポゼッションを高めていき61分にカゼミロのミドルシュートが
決り勝ち越すと、64分にはショートカウンターからルカ・モド
リッチが上げたクロスをCロナウドが決めて3-1とリードを広げ
る。
2点を追うユベントスは攻勢をかけるのだが82分のFKからの
チャンスを潰すと、直後の83分に途中出場のファン・クアドラ
ードが2枚目のイエローカードを受けて退場になり数的不利に
なるとFKからマルセロが上げたクロスをマルコ・アセンシオが
決めてとどめを刺した。
こうして見るとレアルの攻撃力が名GKジャンルイジ・ブッフォ
ンを中心としたユベントス守備陣を完全に凌駕した形で、レア
ルの強さのみが目立った形だろう。