GWボクシングの主役はホルヘ・リナレス

【ボクシング】リナレスがロマチェンコ戦へ渡米「減量にちょうどいい」

 4月の日本のボクシング界は15日にWBAミドル級王者の村田諒
太が初防衛に成功したものの、Wタイトルマッチとして行なわれる
予定だったWBCフライ級王者・比嘉大吾がオーバーウエイトでタ
イトルを剥奪されるという不祥事が起きて今ひとつ盛り上がりに欠
けた。

 そんな中で5月に入ると25日に元WBO:Sフライ級王者の井上
尚弥がWBAバンタム級王者のジェイミー・マクドネルへの挑戦が
決まっており、勝てば3階級制覇となるわけで比嘉をはじめ3月の
ルイス・ネリ-山中慎介戦のモヤモヤを晴らす試合を期待したい。

 ただ海外では井上戦の前にビッグマッチが予定されている。

 日本時間の5月6日にゲンナジー・ゴロフキンが防衛戦を行うの
だが、本来なら昨年9月に引き分けたサウル・カネロ・アルバレス
との再戦が予定されていたのがカネロのドーピング陽性で半年間の
出場停止となったため代替え挑戦者であるバネス・マルティロシャ
ンとの一戦に格下げになったしセミファイナルに予定されていた
ローマン・ゴンサレス-ペドロ・ゲバラ戦も中止と寂しいものに
なっている。

 ただしゴロフキンは村田の最大のターゲットになっているため、
ビッグマッチが流れた事でモチベーションが心配されるものの何と
か勝って欲しいところ。

 翌週の13日には日本でデビューしたWBAライト級王者のホルヘ
・リナレスが、最速キャリアで3階級制覇を狙うワシル・ロマチェ
ンコの挑戦を受ける事になった。

‘ハイテク’の異名を持ち抜群のスピードを誇るロマチェンコは異
次元のスピードを生かし、パンチ全てをカウンターで打ち込むスタ
イルで相手を圧倒しギブアップさせるため‘ロマチェンコ勝ち’と
いう造語まで作られるほどの強さを持つ。

 一方のリナレスも光速といわれるスピードが持ち味なのでスピー
ドキング対決で予想としてはロマチェンコ有利というものだがリナ
レスとすれば敵地イギリスをはじめ海外のリングで培ってきたキャ
リアを生かし、ロマチェンコがライト級にクラスを上げた直後とい
うアドバンテージを利用し何とか防衛して欲しいものだ。

 忘れちゃいけないのが20日に行われる昨年の大晦日にIBF王者
との統一戦に勝ち統合したLフライ級王者・田口良一が2つのタイ
トルの初防衛戦だが、コチラは14:00ゴングでTV中継は何とTBS
の関東ローカル中継のみというもの。

 日本人で初めて統一したタイトルの初防衛戦という記念すべき一
戦なのに全国ネットの中継すらないとは、これならTV東京時代の
方がよっぽどよかったと思えるのだが・・・・・

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