仮面ライダーXに登場する敵キャラで最も人気があるのはGOD秘密
警察室長のアポロガイストだろう。
そのアポロガイストは8話から登場し14話で一旦倒されて死亡する
ものの、15話で改造手術を受け16話で再生アポロガイストとして復活
する。
ところが復活したわりに大した活躍をするまでもなく、21話で再び
戦死してしまうのだ。
なにせ再生後の寿命が僅か1ヶ月で最終決戦を挑む時点でのアポロ
ガイストの余命が‘明日か明後日’というのだから唐突過ぎる。
アポロガイストのキャラは人造人間キカイダーのライバルだったハカ
イダーを髣髴させるのだが、ハカイダーの場合はキカイダーと雌雄を
決する前に白骨ムササビから倒されてしまうのに対しアポロガイストは
Xライダーに敗れた直後に道連れとして自爆しようとする。
ハカイダーの場合は続編であるキカイダー01で復活するもののキカ
イダーの時とは全く違ったキャラになっていて凄くガッカリしたもの
だが、アポロガイストも再生されてからはハカイダーと同じ道を
辿っていたわけで僅か6話での退場はアポロガイストのイメージ
を損ねずによかったのかもしれない。
そもそもヒーロー作品で‘再生○○’というキャラは一旦倒された
ものの以前よりパワーアップされて復活という触れ込みながら、実際
には怪人の場合は戦闘員並みにやられてしまうというパターンが多く
アポロガイストも そのパターンから抜け出せなかったようだ。