最初で最後のリモート面会

　脳幹出血により12月23日から入院していた昨年の今日、女房や
息子達がリモートではあるが面会に来てくれていた事。

　12月23日夜に救急車で緊急入院し当然ながらICUに入り1日中
ベッドで過ごす事になったのだが、ありがたい事に本来ならば1
週間ほど予定されていたICUを3日半の27日午後から一般病棟に
移る事ができた。

　そして2日後の29日の午後に女房と息子達がリモート面会に
来たわけで、看護師さんが‘面会ですよ’と’Iパッドを持って来て
くれて話し始めたのだが面会は10分以内だし女房達の方にも看
護師さんがいるのだから込み入った話はしづらいのだ。

　とりあえずコチラからは‘元気にしてるか？’’状態の話になり
長男からは‘何か録画していて欲しい番組はないか？’と聞かれた
ものの、既にルパン三世は終わっていたし大して見たい番組も
なく次男が携帯を買う最終的な許可を求めていたので認めてや
ると帰途携帯ショップに行くらしい。

　女房は私の顔色などを見て息子達と‘思ったより元気そうやね’
と言っており安心したようだ。

　もっとも年内はまだ喋り方に呂律が回りづらいところがあっ
たのだが、やはり顔色などは分かるので安心させてやれたのは
良かった。

　ちょうど私のベッドは窓際だった事から車が駐車場が見える
し女房達が乗り込むのも分かったので、声をかけると分かって
くれていたから以後は荷物を持参した帰りに窓際で面会する形
になりリモート面会は12月29日が最初で最後だったのだ。