低反発バットが導入されても時計の針は戻らない


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/sports/hochi-20240331-OHT1T51323

 健大高崎の初優勝で幕を閉じた今年の選抜高校野球は‘飛ばない
バット’といわれる低反発バットが導入され、ホームラン数がラン
ニングHR1本を含む3本に激減した事が最大の話題になった。

 たしかに外野手の頭を越えていく打球は少なくボテボテのゴロや
内野と外野の間に力なく飛ぶフライが目立ち、犠打や盗塁などの小
技を絡めるシーンが目立っていたが優勝した健大高崎は2回戦まで
こそ長打がなかったものの準々決勝以降は複数の長打が出ている。

 しかも準々決勝&準決勝で3本、決勝で2本出ている長打がいずれ
も得点に絡んでおり効果的な形で出ていた事が分かるし単打のみで
は厳しいのも事実。

 だから巷では木製バットの時代のようなスモールベースボール化
が進むといわれているものの、多少のスモールベースボール化は進
むかもしれないが70年代の木製バット時代のような野球にはならな
いと個人的には考える。

 今は70年代と違ってスイングスピードなどの数値を定め徹底的に
フィジカル面の強化に努めバットを振る力を高めるなど対策を立て
ているし、ベスト4に入った中央学院はファーストストライクをフル
スイングするよう徹底した結果2回戦以外の3試合で3本の長打が出て
いた。

 つまり低反発バットは打球が飛ばない=長打は捨てるべしといっ
た報道が蔓延る中でも地力のある学校はしっかり対策を立てており、
今大会は低反発バット導入最初の大会という事だけでなく大会を通
じて寒かった事もあり長打が出にくい条件が揃っていたといえる。

 そういった意味で時間が経つにつれて低反発バットへのアジャス
トができて行くに違いないし、むしろ芯でしっかり捉える技術が上
がり金属バット病から解放されるのではないかと思う。

 日本の野球マスゴミはよく言えば伝統順守派、悪く言えば昭和の
野球が大好きだから行き過ぎたスモールベースボールを推奨するが
一旦動き出した時計の針は戻らない事を思い知るべきだろう。

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