松井氏に監督就任要請!渡辺会長明かした(日刊スポーツ) - goo ニュース
早いもので昨シーズン限りで引退した松井秀喜が東京ドームで長嶋茂雄と共に
国民栄誉賞の表彰を受けて から1週間が経つのだが、某国賊社長が中心に
なって松井をジャイアンツの監督に就任させようと企んでいるようでスポーツ紙を
中心にしたマスゴミも一様に歓迎ムードなのには驚いた。
元々ジャイアンツ生え抜きの4番打者でNYヤンキースでも4番を打ってWシリ
ーズでは日本人選手唯一のMVPと実績には事欠かない松井だから話題が欲し
い読売グループにとってはジャイアンツの監督資格には十分と考えての事だろう。
ただ個人的には松井のジャイアンツの監督については疑問符が付く。
ジャイアンツの4番OBが監督というのは川上哲治・長嶋茂雄・王貞治・原辰徳
と続いてきた伝統ではあるが長嶋には引退即監督という流れを作っていたし、王
には助監督を3年やらせた末に監督に就任させているものの最初は いずれも1度
も日本一になれずに失敗している。
原の場合は引退後に3年の間 現場を離れてヘッドコーチを3年務めての監督
就任で、1年目に日本一に導いたものの2年目に不可解な対立で一旦監督を
辞任するハメになった。
それでも原の場合は就任1年目に日本一になっているので成功の部類だが
引退後6年経ってようやく監督に就任しているのを考えると、監督として成功する
には見聞をしっかり広めコーチを務めて現場との違いを実感してからでなければ
難しいという事だろう。
ところが某社長のコメントなどを聞くと‘ポスト原’的な感じて報道されているのが
現状で、それが事実なら最低でも来年からコーチとしてジャイアンツのユニフォーム
を着なければいけない事になる。
ただ某社長は高橋由伸や阿部慎之介にも‘将来の監督手形’などという報道も
あるので真意を測りかねるのだが、正直言って‘ジャイアンツの監督に そこまで
魅力があるのか?’と考えてしまうし、監督としての資質を全く考慮せずに現役
時代の論功行賞的な感じと松井の人気に目を付けての監督オファーではない
かと思ってしまう。
そもそもスーパースターだったから監督の資質があるというのは昭和の発想で
失敗したケースの方が多いにも拘らず相も変わらず論功行賞的な発想には呆
れてモノが言えない。
まず松井に対して行う事は生き馬の目を抜くが如くストレスが溜まる一方だった
MLBでの疲れを癒し、MLBと日本野球の違いをしっかり解説してもらうぐらいの
スタンスで臨むべきではないだろうか。
幸いジャイアンツには桑田真澄のようなMLBを経験した素晴らしいOBもいるの
だから、まず彼らの世代に監督をさせてからでも遅くはない。
にも拘らず松井監督を期待するというのは読売グループと日本プロ野球やマス
ゴミが、いかに目先の事しか考えてないかという証明だと思うのだ。