ウルトラマンZとネクサス

　ウルトラマンZの12話に登場した爆撃雷獣グルジオライデンは
口から発射するライデンブレスターや、背中に装備した大砲ライ
デンデストロイキャノンを武器としていて威力は相当なもの。

　実はグルジオライデンは10年前に宇宙から飛来し山梨県の地底
で防衛軍の監視下に置かれていたわけで、長年にわたり防衛軍が
調査研究を行い得られたデータは特空機開発に役立てられてきた
のだが突如覚醒し地上に出現している。

　このプロットを見るとウルトラマンネクサスの来訪者を髣髴させ
るわけで、特にナイトレーダーの装備であるオプチカルカムフラー
ジュやディバイトランチャーなどの武器にビーストに関する記憶消
去装置などが来訪者のオーバーテクノロジーだった。

　グルジオライデンは遺伝子操作された形跡や背面に大砲を有する
点から、宇宙人によって生物兵器に改造された地球外生物ではない
かという説が有力視されている。

　ウルトラマンネクサスの来訪者は18年前に地球に飛来したM80さ
そり座球状星団の異星人の事を言いスペースビーストの情報や武器
などのテクノロジーを提供しているのだが、今回のグルジオライデ
ンも10年前に飛来して防衛軍の監視下に置かれながら得たデータを
セブンガーやウインダムらの特空機の開発に役立てていたという例
を見るとネクサスの要素が入っていると思う。

　考えてみると歴代作品の円谷防衛チームの中でナイトレーダーは
最強の組織の1つと言えるのは、ペドレオンをはじめとした等身大
ビーストは倒せていたしバグバズンやクトゥーラにメガフラシら
を倒しているからで異星人である来訪者からのオーバーテクノロ
ジーを装備に活用しているという要素があったのでZでも参考にし
たのだろう。

　こうしたネクサス以降の作品にはネクサスで使われた設定が流用
されており、こういった面を見てもネクサスという作品の凄さが改
めて分かるのだ。