コーチ交代への批判も封じた大坂なおみの全米制覇


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/numberweb/sports/numberweb-845035

 日本時間の9月13日早朝にテニスの全米OP女子シングルスで2度
目の優勝を果たした大坂なおみが、今年から契約したウィム・フィ
テッセコーチは昨年まで決勝で対戦したビクトル・アザレンカのコ
ーチをしていたとの事。

 大坂といえば一昨年の全米OPと昨年の全豪OPとグランドスラ
ム連覇を果たした直後の2月にサーシャ・バインコーチとの契約
を解除して以来、銚子を崩し今年の全豪までの4大会でベスト8に
残れないという成績からコーチ交代の影響を云々され始めていた。

 どうしても日本ではコーチとの関係を師弟関係という形で見るの
で、大坂のコーチを変えるやり方には否定的な声もあったようだ。

 しかし大坂は今年から先述したフィテッセをコーチに迎えて2年
ぶりの全米優勝という結果を残したわけだから、そういった雑音も
シャットアウトできる事になった。

 コーチとの強固な師弟関係を結ぶというのはスポ根マンガなどで
もよく描かれるものだから、コーチと選手との関係は引退後も続く
ケースが多々ある一方で相性の悪いコーチと組んでも容易に交代で
きずに才能を空費したり最悪潰すというケースが多々ある。

 しかもそういう場合はコーチに合わせられない選手が悪いという
事になるのだから、いかに選手にとって不利な環境だったか分かる
だろう。

 海外では選手の意志でコーチを替えるというのは当たり前で体に
合わなくなった服を買い替えるような感覚だから、そういった事に
関しては全く抵抗がないし海外スタンダードが身に沁みついている
大坂にとってコーチを替えるというのは当たり前の事だったのだ。

 例えばボクシングの6階級制覇王者だったオスカー・デラ・ホー
ヤはヘスス・リベロと組んでいた時期はリスクを冒さずポイントを
ピックアップしていくスタイルだったのが、トレーナーをエマニュ
エル・スチュワードに替えると一気にアグレッシブなスタイルにな
るようにトレーナーを交代させる事でスタイルを変えて行った。

 それを考えると大坂が自らの環境に満足せず更なる進化を目指す
考えだったからこそコーチをバインからフィテッセに替えたのだろ
うし、水泳でも寺川綾が平井伯昌に師事し出したロンドン五輪で銅
メダルを獲得しているなどコーチやトレーナーの交代は認知され始
めてはいる。

 それでもまだまだ選手がコーチを選ぶというのは遅れているし、
恩知らずなどと謗るケースも残っているので大坂の事例が日本でも
相性が悪かったり更なる進化のためのコーチ交代はスタンダードに
なる必要があるだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ロジャー・ム... ウルトラマンZ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。