7月31日にOAされたウルトラマンエースの33話・あの気球船を撃て!に
登場したのが気球船超獣バッドバアロン。
気球船のバアロン号に乗ったヤンチャな子供が大人しくなるという事で子供の
母親達が好んで乗せたがるものの、降りてきた子供達は魂を抜かれたように
なる事に気付いた北斗が気球船に子供しか乗れないという事でダン少年に
乗ってもらい船内から魂を吸い取ろうとするのを預けた銃で攻撃させるという
もの。
子供に武器を使わせての作戦というのは今では あまり見かけないのだが、
仮面ライダーに登場する少年ライダー隊も武器こそ持たせないものの子供達を
利用しての作戦行動を取っているので昭和の時代ならではの作戦だろう。
ちなみに子供が武器を取って戦うというのはウルトラマンでホシノ少年がアラシ
隊員のスパイダーショットを無断で持ち出してネロンガに立ち向かい、片目を潰
すというシーンがあった。
もっともウルトラマンでのホシノ少年はケムラー偏では小型ビートルをムラマツ
キャップから無線の指示を受けて発信させるという事までやっているのに対し、
ウルトラセブンでは子供の登場自体が少ないので あまり見かけない。
帰ってきたウルトラマンになるとザゴラス偏で南隊員が現場の村で虐められて
いた少年を自分の少年時代とだぶらせMATガンを持たせて一緒に戦わせると
いうシーンが印象深い。
もっとも事件解決後に味をしめた少年は‘また起きないかな’と言いつつMAT
ガンを乱射して南隊員から止められるというオマケまで付いたのだが・・・・
やはり防衛チームの武器というのは大人でも訓練してないと使いこなせない
物が多く、全くの素人の子供が使えるわけがないという‘常識’が最近の作品
には反映されているので 子供が武器を取って戦うシーンは激減している。
とはいえ我々が子供の頃は防衛チームの隊員達と一緒に武器を使って怪獣
に立ち向かうというのは夢だったので、こういうシーンは当時うらやましかった。