比嘉大吾152秒でジンクスを崩し日本記録に並ぶ

比嘉、15連続KOでV2=故郷沖縄で日本最多に並ぶ―WBCフライ級

 今日沖縄県立武道館で行われたWBCフライ級タイトルマッチで
王者の比嘉大吾は、挑戦者のモイセス・フエンテスを1RでKOし
2度目の防衛に成功すると共に浜田剛史が持っていた15連続KO
記録に並び沖縄開催の世界戦でも初勝利を挙げた。

 挑戦者のフェンテスは元ミニマム&Lフライ級王者で一昨年の大
晦日には田中恒成とのWBO:Lフライ級王座決定戦で対戦し、5R
でTKO負けし返り咲きに失敗してフライ級にクラスを上げて臨む
事になっていた。

 長身選手ながら打ち合いを好むタイプで比嘉が過去世界戦で対戦
した相手はいずれもポイントアウト型だったから今回が世界戦では
初めての打ち合うタイプだから噛み合う反面、連続KO記録や故郷・
沖縄での初勝利などという雑念が入ると不用意な一発を貰いかねな
いだけに立ち上がりが注目された。

 試合は開始早々に挑戦者のジャブが比嘉の顔面を捉えるものの後
続のパンチはヒットさせず、迎えた1分半過ぎに左フックがヒット
して挑戦者がふらつき更に10秒後には打ち合いから右フックをヒッ
トさせて完全に効かせる。

 こうなると一気に比嘉は連打を畳みかけ残り30秒で左ボディから
アッパーを返し、右ストレートがボディにヒットすると挑戦者は膝
から崩れ落ち何とか立ち上がるもののレフェリーがストップ。

 正直言って最初は老獪な挑戦者のボクシングで手こずるだろうが、
しっかりボディを打って行けば中盤以降にストップできるだろうと
いう予想を完全に覆す見事なボディを打ってのKO勝ちだったから驚
いた。

 パワーだけでなくスピードでも上回っており完璧な試合展開を見
せていたので、とりあえずフライ級では敵なしと思えるほどのレベ
ルだった。

 ちなみに比嘉にとって過去2試合の世界戦は村田諒太のセミファイ
ナルで今回が初めてのメインで、しかも単独だからフジTVも20:00
から1時間枠でOAしていたのだが1時間枠特有の選手紹介からすぐに
ゴングと思っていたら入場シーンから国歌斉唱まで入れているので
時間内に終わるのか?と心配になったものの杞憂に終わった。

 こういうボクシングをしていたら単独メイン興行でもいけるので
は?と思わせる内容だったが、目下最大の敵は減量苦なので次の指
名試合をこなしたらSフライ級に上げて井上尚弥に代わりSフライ級
ビッグマッチ路線に臨んで欲しいと思う。
 
 

 

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