最初で最後の擬似空間

 今から50年前の今日OAされたウルトラセブン18話のベル星人
編は擬似空間という特殊空間が舞台になっている。

 ウルトラ警備隊のスカイダイビング訓練中にアマギとソガが迷い
込んだわけで一見すると霧のかかった森ではあるが、大気圏内に作
られた特殊空間で10㎝はあると思われる吸血ダニや吸血植物に毒
ガスを吐いて襲ってくるグモンガまでいる恐るべき場所だ。

 実はマナベ参謀がワシントン基地に勤務していた時に旅客機が迷
い込み200名の隊員が動員されて探索したものの、遂に発見できな
かった事がある救出するには困難な空間でベル星人が作ったとされ
ている。

 ここを舞台に物語の大半が進むため例によってセブンとベル星人
の戦いは最後の付け足しに過ぎないわけで、アマギ&ソガのサバイ
バルとウルトラ警備隊による2人の救出作戦という趣のEPだ。

 このEPのみしか使われなかったのだがウルトラ警備隊では暗号
のようなメッセージが使われていたり、ヘルメットの中に携帯用の
食料をはじめとしたサバイバルキットが入っている事が分かるしグ
モンガに襲撃された時に撃退したスパイダーという大型携帯兵器ま
で持っていたのには驚いた。

 2人にとって幸運だったのは多少感度は悪くてもビデオシーバー
での交信ができた事で、ウルトラ警備隊はビデオシーバーの発信電
波をビーコンにして地域の特定が可能になり救出に成功する。

 これがウルトラQのトドラ編のような通常旅客機で、乗っていた
のも一般客だったらまず助からなかったと思われる。

 ちなみに擬似空間はベル星人がセブンから倒されると消滅してい
た事から、星人の体内に何らかの発生装置があったのかと思われる
ものの具体的にどういったものだったのかは分からずじまいだった。

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