力石政法が大橋ジムに移籍

　先日3月22日にイタリア・コッレフェッロで行われたWBCシルバー
Sフェザー級タイトルマッチで、王者マイケル・マグネッシを最終Rに
レフェリーストップで逆転TKO勝ちしWBC：Sフェザー級タイトル挑戦
者決定戦に勝った力石政法がLUSH緑ジムから大橋ジムに移籍する事が
発表された。

　実は6月5日に3150FIGHTとの契約を解消したことを発表したのだが、
どうやら大橋ジム移籍というのが背景にあったようだ。

　正直いって力石は本場の階級＝ライト級に近い階級だから軽量級は
バンタム級を独占しているように強いのに対し、ライト級近辺では層
が薄い中で貴重なホープ。

　ところが3150FIGHTは力石の試合を配信する一方なかなか試合を組
まれない状況が続いており、実際昨年9月にウェールズでの世界挑戦
が内定していたのに諸事情によりキャンセルとなっていた。

　しかも前述したマグネッシ戦は本来なら地元・名古屋で開催できる
と思えていたのだが最終的にイタリア開催という形になって、勝った
にも拘わらず今度は世界挑戦の話すらないという状況だ。

　今年30歳になる力石にとってマグネッシ戦まで9カ月開いているし、
このままではいつ世界挑戦できるか分からないのだから世界戦を含め
た試合をどんどん組んでくれる大橋ジムへの移籍は更なるレベルアッ
プにつながるのではないか。

　しかも普段は名古屋のLUSH緑ジムで練習し、試合が決まると大橋
ジムで練習するというスタイルだから力石陣営から3150FIGHTは見限
られたといえるだろう。