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こーじ苑
錦織 圭、全米OPベスト4の快挙
錦織、全豪覇者破る=四大大会初の4強―全米テニス(時事通信) - goo ニュース
ニューヨークで行なわれている全米OPテニスで日本のエース・
錦織圭は日本時間の今朝Qファイナルで、今年のスイスのスタン・
ワウリンカにフルセットの末に勝って1918年の熊谷一弥以来の全米
ベスト4進出を決めるという快挙を演じた。
一昨日のベスト16でミロシュ・ラオニッチに4時間を越えるフル
セットの末に勝ったのに続き、今日も4時間以上の死闘だったのだ
から凄い事だ。
ワウリンカは今年の全豪OPで同国人のロジャー・フェデラーに
勝って初優勝しておりフェデラーやノバク・ジョコビッチにアンディ
・マリーら、トップ3に続く第2グループの中心選手で錦織は過去
2敗しているだけでなく1セットも奪えてない相手だったので相性の
悪さを克服したともいえる。
過去の錦織は いい勝負はするものの試合中に下半身や脇腹などの
故障を発症して敗れるケースが多々あってベスト16で4時間越えの
試合をしていたから、セットカウント2-1から4セット目をタイブ
レークで落としたので最終セットは厳しいかと思われたのだが第10
ゲームをブレークしての勝利は本当に価値がある。
Numberのコラムによれば錦織のフルセットにもつれ込んだ試合の
勝率は77%でビヨン・ボルグをも凌ぐ歴代1位の実績を持つ事から
‘フルセットにもつれ込めば錦織’という図式ができつつあるので、
これも大きなアドバンテージになってくる。
ベスト4の対戦相手は世界ランク1位で第1シードのノバク・
ジョコビッチで、過去1勝1敗だし勢いにも乗っているので十分
勝機はあると思う。
ちなみに同じく全米OPテニスの女子ダブルスでは伊達公子&バル
ボラ・ストリツォバ組も2-1で勝ちベスト4入りしたし、更にNY
ヤンキースの黒田博樹がヤンキーススタジアムでボストン相手に7回
1失点で5年連続2桁勝利となる10勝目を挙げるなど日本人がニュー
ヨークで大活躍した日となった。
やはり海外の本場で日本人選手が大活躍するのは凄く嬉しいものが
ある。
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一方、錦織が負けた試合は4年前の全仏2回戦だけど、この時は錦織が長期離脱から復帰して最初の四大大会出場だったので、明らかに両者に実力差があった時代での対戦だった。
お互いにベスコンディションあるいはピーク時での対戦ではないのだから「参考記録」として考えるべきだ。
ジョコとは着ているウェアのメーカーだけでなくプレイスタイルも共通しているが、これという穴が見当たらないオールラウンダーで、更には実績と経験では圧倒的に不利なのは否めない。
ただ、ジョコはセカンドサーブがやや甘いのでそこを付け込むべきだな。
準決勝のもうひとつのブロックを勝ち上がったフェデラーとは今季1勝1敗だが、3月のマイアミマスターズ(サーフェスはハードコート)でガチの勝負で倒している。
さすがに経験と実績では叶わないが、加齢による衰えが隠せないフェデラーはここ2年近く四大大会のタイトルから遠のいている。
上手くかみ合えば勝機は生まれると思う。
チリッチとは通算5勝2敗で現在3連勝中と相性が良い。
更には、4年前の全米2回戦では5時間近い死闘の末に勝利した実績もあるので、錦織が有利だと思う。
ちなみにだが、準決勝に勝ち上がった他の3人は全米終了後の来週末に行われるデ杯に出場予定だが、幸か不幸か日本は既に敗れているので錦織は来週は休める。
更に言うと、錦織は昨年の全米は1回戦負けなので失効ポイントが無く、来週発表の世界ランキングのポイントは大幅に増える。
今大会はナダルが負傷欠場しているので、失う物が殆ど無い錦織にとってはまたとないチャンスなのだから、乾坤一擲の勝負に打って出なくてはいけない。
たしかに過去の対戦は3セットマッチですし、言われるとおり互いにベストの状態での対戦ではなかったですからガチの5セットマッチでは初めての対戦となりますよね。
ジョコビッチを撃破すれば決勝は十分勝てる要素が高いので、2時間後に迫った一戦こそが最大の決戦になりますね。