ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃を元日に見た

 今から21年前の2002年元日の夜にゴジラ・モスラ・キングギド
ラ大怪獣総攻撃を見に行った事から、元日の夜にこの作品のDVD
を改めて見たわけである。

 当初1月4日に当時6歳の甥っ子を見に連れて行く予定にしてい
たのだが、前年12月28日に長男が生まれて女房は入院中という事
もあり2度見るのもいいかと思って見に行ったのだった。

 ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃は平成ミレニアム
シリーズ3作目で平成ガメラシリーズを担当した金子修介監督ら
のスタッフにより作られているので、制作当初から話題になって
おり大いに楽しみにしていたのだがリアルな期待通りの内容で大
いに満足したのだ。

 この作品はゴジラに対して護国聖獣といわれるキングギドラ・
モスラ・バラゴンの3大怪獣が立ち向かうという内容で、宇宙怪獣
キングギドラをゴジラ・ラドン・モスラの3怪獣で迎え撃つ三大怪
獣地球最大の決戦の敵をキングギドラからゴジラに置き換えたよう
な形だ。

 平成ガメラでは北の玄武・南の朱雀という四神が用語として登場
するのだが、護国聖獣という設定自体いかにも金子修介作品という
感じである。

 海の神・モスラ=最珠羅、地の神・バラゴン=婆羅護吽、天の神
・キングギドラ=魏怒羅:千年竜王という形で表されているだけに
伝説の怪獣的だが、当初の企画はバラン・アンギラス・バラゴンと
いう護国聖獣だったのを聞くとコチラの設定で見てみたかった気も
する。

 とはいえ今作のカギを握る護国聖獣伝記の著者・伊佐山嘉利教授
を今作品が最後の出演となった天本英世が演じているのも嬉しい話
で、独特の喋り方をはじめとした存在感が伊佐山教授のキャラを際
立たせていたので天本氏以外に演じる事ができるだろうかと思った
りする。

 そういったわけで前述したようにバラン・アンギラス・バラゴン
の共演は見てみたかった気もするが、総じてうまくまとまっており
ミレニアムシリーズ6作中で最もお気に入りの作品だ。

 ちなみにこのネタは本来昨年1月2日に上げる予定だったのが、昨
年の今頃は入院していたので1年越しのアップである。

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