サッカー界は、すばらしい!

 日本サッカー協会は理事会で、定年で退任する川淵三郎会長の後任と
してJリーグ専務理事を務める犬飼基昭常務理事が就任する人事案を
承認した。
 そして驚くべき事に新理事として元ラグビー日本代表監督の平尾誠二や、
先日現役復帰したクルム伊達公子らも加わる事になったらしい。

 この記事を読んで

‘さすがサッカー界は、すばらしい!’

 と感心した。

 ‘餅は餅屋’という言葉があるように、これまで日本ではスポーツにおいても
愚劣な官僚組織のタテ割り意識が強かった。
 例えば‘ウチは野球専門だから、野球以外には興味がない’というもの。
 だから野球関係者は野球以外の事情を知らないし、知ろうともしなかった。

  ところが欧米では違う。
 かつてボー・ジャクソンという選手はNFLのオークランドとMLBの KCロイ
ヤルズのプレーヤーとして両方のオールスターゲームに出場した事がある
二刀流のスーパースターだった。
 またNBAのスーパースターだったマイケル・ジョーダンは一旦NBAを引退
した後にMLBデビューを目指してマイナーリーグでプレーしていた。

 欧米では基本的に高校生ぐらいまでは、あらゆる種目を体験させ最も自
分に合った種目を選ぶ。
 だから種目ごとの縄張り意識もないし、サッカーで有効な戦術をラグビー
が参考にしたり ラグビーで有効な戦術をサッカーが参考にしたりと交流が
盛んである。

 柔道でも純粋に柔道のみをやってきた者よりレスリングやサンボを経験
して柔道に転向した者が多い。
 柔道の国際試合でレスリングの要素が入った技を使うと、柔道しか経験
のない日本人は対応できないのだ。

 バルセロナの頃から柔道はレスリングの合宿や相撲部屋に出かけて
違った競技の要素を勉強しようとして必死だ。
 そうでなければ宗主国とはいえ、未だに世界のトップを死守できるわけがない。

 プロ野球はコミッショナーなど、スポーツとは縁も所縁もない者が務める
ケースが多い。

 相撲界など最悪で、あれだけ文部科学省からの‘外部から理事を入れる
ように’という勧告を受けても外部からの受け入れを遅々として進ませて
ないではないか!

 ‘チーム名から企業名を外して地域密着’というスポーツ先進国

では当たり前の事を実行したサッカーだからこそ、ラグビーや

テニスなどからの外部の理事を受け入れる英断を躊躇なく

できるのだ。

 プロ野球や相撲をはじめ、無能な組織に限って成功している

やり方をマネしようとしない。

 まぁ彼らの思考回路は脳死状態

 なのだろうから仕方ないが!   

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