尚弥 圧巻!3回KO勝ちでV5 ロドリゲスを撃破
今日 有明コロシアムで行われたWBO:Sフライ級タイトルマッ
チで王者の井上尚弥が、2位のリカルド・ロドリゲスを3RでKOし
5度目の防衛に成功した。
昨夜の村田諒太の不可解な判定負けに続いてジムの先輩である
八重樫東がセミファイナルで、暫定王者ミラン・メリンドから1R
に3度のダウンを喫してTKO負けし3度目の防衛に失敗していた中
でゴングを迎える。
1Rからロドリゲスは試合前の宣言通り距離を潰して接近戦を
挑むのだが巧みに体を入れ替えてジャブで距離を取ってコンビ
ネーションを叩き込み早くもペースを握ると、2Rにはサウスポ
ーにスイッチするなどカウンター気味の左ストレートを打ち込
むなど圧勝モード。
そして迎えた3Rに左ジャブからのダブルの左フックでダウン
を奪うとロドリゲスは完全に動きが止まり、そこへラッシュし
2度目のダウンを奪うと足元がおぼつかずにレフェリーがその
ままストップという圧勝だった。
今回の防衛戦は井上にとって指名試合ではあるものの最大の
目標だったローマン・ゴンサレスが、3月にまさかの王座陥落し
モチベーションの持って行き方が難しい中で迎えた一戦。
ただし救いだったのは9月にアメリカでの試合が予定されて
いるという事ではあるが逆に言えば下手な試合はできないし、
拳をも痛めるなどケガをせずに盤石の状態で防衛できないとい
けないという中での防衛戦だった。
とりあえず今回のKO勝ちでWBOに当面モチベーションを上
げる事のできる相手は見当たらないため、いよいよ他団体王者
との統一戦が期待されるわけで9月のアメリカ進出が その第一
歩となって欲しいもの。