WOWOWエキサイトマッチのディレー放送に ついて

　先月のWOWOWエキサイトマッチは8月1日から3週連続で
京口紘人・村田諒太・井上尚弥ら、日本人世界王者の試合が
OAされていた。

　メキシコで行われた京口ーエステバン・ベルムデ ス戦はDA
ZN、ゲンナジー・ゴロフキンー村田諒太戦と井上尚弥ーノニト
・ドネア戦はAmazonプライムでOAされているのだがWOWOW
での再放送。

　当初は今さら感があったのだが特に村田諒太と井上尚弥戦は
試合をした当人がゲスト出演して解説をするので意外に面白く
感じたし、こういった企画も十分ありだと実感したものだ。

　WOWOWエキサイトマッチは以前も記したように開局以来続
いている長寿番組だが、当初は以前行われた試合の録画放送が
ほとんどだった。

　つまりWOWOWが開局した30年ほど前は新聞に結果が載った
後に専門誌が写真入りで報じ、その後にWOWOWで映像を見る
というのが定番で当時のファンは‘結果が分かっているのに’とは
ボヤかなかった。

　だからたまに行われる世界ヘビー級タイトルマッチの生中継
などが凄く貴重だったわけだったが、最近はDAZNなどの配信
のおかげでWOWOWもオンデマンドなどによる生中継が増えて
きた。

　慣れとは恐ろしいもので常にリアルタイムで結果が分かる環
境になったおかげで録画中継＝結果が分かって見るのは味気ない
という意識が視聴者に芽生えてくるわけだが、DAZNやAmazon
プライムの場合は配信なので録画して見るわけにはいかない。

　何度も再配信があればいいのだが突然見られなくなるリスク
も出て来るわけで、そうなると録画ができるTVの特性も生きて
来るし先述したように出場した選手が映像を見ながら試合を振
り返るのも悪くない。

　それを考えると、WOWOWのこういった企画も面白いと思う
のだ。