ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
2ラウンドKOの天国と地獄を味わった小林光二
今から30年前に後楽園ホールで行われたWBCフライ級タイトル
マッチで王者の小林光二は1位のガブリエル・ベルナルに2RKO負け
して初防衛に失敗した。
約3ヶ月前に同じ後楽園ホールで王者のフランク・セデニョに挑戦し
2RKO勝ちで歓喜のタイトル奪取に成功していただけに‘2Rで奪った
タイトルを2Rで失った王者‘という珍しい肩書きになってしまったの
だが、当時WBCフライ級タイトルは81年5月に大熊正二をKOして
タイトルを奪取したアントニオ・アベラルが1度防衛した後はPカルド
ナ、Fカスティーヨ、Eメルセデス、Cマグリにセデニョと5人連続で
初防衛に失敗していた。
173㎝の長身を生かした左ストレートは‘槍の左’と呼ばれ、この
一撃からの連打でセデニョを倒した小林に そのジンクスを崩す事を
期待されていたのだが、1Rこそ長いリーチを生かしたスタイルで
ベルナルの接近を阻んだものの2Rには強烈なプレッシャーの前に
押しまくられ強打を浴びKO負けしたのだった。
セデニョ戦ではスピード溢れる王者の攻撃に1Rを取られたものの
2Rに左をヒットさせて倒したのと裏返しの展開になってしまった。
この試合後Jバンタムに上げて再起を図った小林だがベルナル戦
のダメージからか精彩を欠いた試合を続け、勝間和雄や内田好之ら
のライバルにも完敗し遂に返り咲きできずに引退となった。
因みにベルナルは初防衛には成功したものの2度目の防衛戦では
ソット・チタラダに敗れ、ソットが2度の戴冠で合計10度防衛し
安定王者が ようやく誕生した事になる。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 宇宙戦艦ヤマ... | 40年前の今頃... » |
何となく好きだった選手だったので応援していました。といっても当時はまだ10歳そこそこでテレビではセデニョとベルナルとのタイトルマッチしか見た事なかったですが・・・
ウォークマンを聞きながら入場してましたよね!
久々に懐かしい話題ありがとうございました。
白熊さん ごひいきの小林光二でしたからコメントを
もらえるのを楽しみにしてました。
実はエキサイトボクシングで小林の試合が数試合OAされてまして、ハマれば強いなと思っていただけにセデニョ戦ではそれが出た形ですね。
ちなみに小林がウォークマンで聴いていたのは故ドナ・サマーでしたよ。