松坂ーボストン交渉について

 松坂大輔の周辺が賑やかである。
 ポスティングの入札では60億で落札して以来、入団交渉が順
調に進んでいると思われたが意外にも難航しゴシップ紙に言わ
せると「最悪の場合交渉決裂でライオンズ残留も」などという
噴飯モノの見出しも出ていた。
 確かに松坂の代理人・ボラスは辣腕の代理人で配下には
Aロッドなどの超大物がいるので有名だし、球団に高い契約金を
吹っかけるのでも知られている。
 11月27日にボラス氏とボストンとの望む金額が太平洋ほどの差
などと現地の新聞が書いたり、12月5日にはボラス氏が「最悪の
場合交渉が決裂する」などと記者会見で言ったのをゴシップ紙が
真に受けているのだ。
 そもそも海千山千の球団経営者と辣腕代理人の交渉が一筋縄で
行くわけがない。お互いにマスコミを利用しながら契約条件を少
しでも有利に進めようという腹積もりなのは分りきっているのだ。
 日本では球団経営者が何とか言いながら選手を社員扱いしてい
るし、昔は選手にも‘カネの事でもめるのは世間一般でイメージが
悪いし子供の教育上よろしくない卑しい事’という意識があるので
ここまでもめる事はまずない。
 そしてボラス氏のような辣腕代理人に対する評価は‘カネの亡者’
というネガティブな評価しかなかったのがこれまでの現状だった。
 ただ本来選手はプレーのみに集中させるためにも、しっかりとした
選手の権利を守るためには代理人制度は必要不可欠なのだ。
 ところが親会社の閑職扱いのプロ野球のフロントはプレー以外では
何もできない選手を丸め込むのはできるが、交渉のプロである代理人
相手だと交渉能力は月とスッポン。反対にやり込められてしまうのが
オチだからこういう人物の存在自体が許せないのだ。
 恐らく国内でボラス氏のような辣腕代理人に太刀打ちできるチームは
ないだろう。だから辣腕代理人の評価を落とすために今回の騒動を大っ
ぴらに煽り立ててネガティブなイメージを植え付けようとしているとも
考えられる。
 ボラス&松坂ーボストン経営陣の争いは最後には落ち着く所へ落ち着
いて終わるだろう。だから時が経つのをじっくりと見守ればいい事で
あり騒ぎ立てる必要は一切ない。
 騒ぎを大きくする者は代理人制度を嫌がってネガティブキャンペーンを
貼っている時代遅れの連中だと判断してよさそうだ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
6年、61億で合意? (さくらい)
2006-12-14 16:18:24
あす契約との速報です。確かに代理人なるものが殆どなかった日本人の感覚では解りにくい交渉に見えますが。さて来シーズンどれぐらいやってくれるか。
ローテーションに入ると、中4日で登板が多いと思うが、日本のような5、6日の間隔との差は?それが少し心配な要素だが、普通に投げれば15、6勝は大丈夫か。ヤンキースとの対戦等来シーズンが早くも楽しみだ。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-12-14 22:47:04
>さくらい様
 そうですね、まとまりそうです。最初から分り切っていた事ですがね。ヤンキースとボストンとの戦いが大いに楽しみになりましたよ。
 NHKどちらを優先的にOAするでしょうか?
 
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