アメリカW杯アジア1次予選突破から30年

 今から30年前の昨日93年5月7日早朝にUAEのアブダビで行われた
FIFAアメリカW杯アジア1次予選最終戦で、UAEと対戦した日本代表
は87分にアブドゥル・ラザクから先制ゴールを決められるも88分に
澤登正明のゴールで追い付き1-1で引き分けた事によりグループF
の1位を決め10月に行われるアジア最終予選進出を決めた。

 以前も記したようにWセントラル方式で行われるアジア1次予選は
先に日本ラウンドが行われタイ・バングラデッシュ・スリランカ・
UAE相手に4連勝しUAEラウンドに臨んだのだが、ここから再びタイ
・バングラデッシュ・スリランカに3連勝するがタイ戦ではDFの要
・井原正巳が相手エースのピアポンと小競り合いをして両者レッド
カードを貰う始末。

 そんな中で迎えた最終戦だが得失点差で断然有利に立ち負けても
0-1は大丈夫という中で行われた一戦、UAEラウンドは基本BSが生
中継した後にNHK地上波が中継という流れだったがUAE戦は同時中
継という事になった。

 試合はUAEラウンドに入って三浦カズに次ぐ得点源だった福田正
博の調子が今一つで、ジリジリする展開で進むものの得点がなく
前述したように残り15分まで0-0で迎えた82分に先制されるも1分
後に途中出場の澤登が決め1-1で引き分け2大会ぶり1次予選を突破
してホッとしたわけだ。

 他のグループを見ると韓国・サウジ・北朝鮮・イランとアジア杯
で対戦した強豪国が順当に最終予選進出を決め、特にイランは前年
アジア杯での日本戦で出した退場者が出場停止になっている中シリ
アと同勝ち点ながら得失点差で勝ち上がって来た。

 そんな中で波乱と思われたのが前年アジア杯ベスト4の中国が、
ホームで試合ができないイラクに勝ち点1の差で最終予選に残れず。

 イラクは当時クウェート侵攻による経済制裁と湾岸戦争の影響で
弱体化していると思われていたから、個人的にはアジア杯で対戦し
た中国と戦うよりいいかと思ったのだが5カ月後にとんでもない間
違いだったと思い知らされるわけである。

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