日本勢の層の厚さを実感させたフィギュアスケート世界選手権

右足甲に痛みの宇野、意地の銀メダル!友野5位で日本は最大3枠確保 チェンが初V/フィギュア

 イタリアのミラノで開催されていたフィギュアスケート世界選手
権は昨日が最終日で男子シングルでは平昌五輪の銀メダリスト・宇
野昌磨が2位、初出場の友野一希が5位に入ったおかげで来年の世界
選手権の男子シングルの出場枠3を確保した。

 今大会は平昌五輪終了直後の大会という事で負傷を圧して男子シ
ングル金メダリストの羽生結弦や女子シングル銀メダリストのエフ
ゲニア・メドベージェワが欠場する中での大会だったが、一方で
4年後の北京に向けた第一歩となるわけで1人でも世界の舞台を経験
させるため来年さいたまで開催される世界選手権の出場枠の3を必ず
確保する必要があった。

 前日行われた女子シングルでは平昌五輪金メダリストのアリーナ
・ザギトワがフリーで5回も転倒するなどの失敗で5位に終わったの
に対し、樋口新葉がSPの8位から2位に浮上し宮原知子も3位に入る
など平昌で枠を2しか取れなかった日本女子としては大成功の大会
だった。

 男子は宇野昌磨&田中刑事の平昌組に羽生に代わって出場した友野
一希が出場したのだが、何とエース格の宇野が新調したスケート靴の
影響で右足甲を痛めて不調だったし田中も新調したスケート靴が合わ
ずに迎えたため厳しい大会になるのではと思われた。

 実際にSPでは宇野の5位が最高で初出所の友野は11位で田中に至っ
ては14位と出遅れ3枠獲得のための13を上回る16ポイントで終える。

 そして迎えたフリーでは田中は13位だったが友野が自己ベストの
173,50を出し11位から一気に5位に上げ、宇野もケガの影響でミス
連発だったが179,51でネイサン・チェン以外の強豪が悉く更にミス
を連発したため2位となり2人の合計順位ポイントが7となって13を
下回り3枠確保という最大のミッションを達成した。

 男子シングルは羽生とハビエル・フェルナンデスが欠場したため
本来なら平昌銀メダリストの宇野が優勝候補筆頭なのだが、今回の
ようなコンディションではメダルすら危ぶまれていた中で悪いなり
にまとめて2位に入ったのは大いに評価できるし樋口新葉や友野ら
若手選手が初出場の大会で結果を残せたのは将来を考えると大いに
希望が持てると思うのだ。
 

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