壊滅が困難な悪の組織との戦い

 先日見たキカイダーREBOOTを見ていると日本政府が推し進めて
いたARKプロジェクトが、悪の組織ダークになるというのが仄めか
されており最終的に諸悪の根源は日本政府の一部という事になる。

 実は石ノ森章太郎作品では悪の組織の元締めは政府というパター
ンがあって、仮面ライダーに登場するショッカーも そういう性格の
組織だからこそ余計に主役達の戦いは孤独な悲壮感に包まれるわけ
だろう。

 仮面ライダーの元ネタになったといわれるタイガーマスクの虎の
穴も原作では背後にマフィアが関連する組織で1人で壊滅させると
いうのは無理な組織という設定になっており、タイガーマスクは最終
的に地下プロレスの大会に優勝して自由の身になるという形だった。

 まぁショッカーをはじめとした悪の組織というのは規模が大きい
ので、よほど力のあるバックがいないと現実的には維持できないと
いう感じがするのでバックが政府やマフィアという設定なら納得で
きるものがある。

 もっとも東映を中心としたTV版ではエンターテイメント路線だか
ら現実的な設定は完全に無視されるので、子供達には分かりやすい
展開で進み最後は首領を倒して終わるというパターンだった。

 タイガーマスクでも原作には登場しないタイガー・ザ・グレート
が虎の穴のボスという形で圧倒的な力を見せて戦い、最後はタイガ
ーマスクが虎の穴で教わった反則の限りを尽くして殺してしまうと
いう結末だったが原作よりも数段すっきりした結末だった。

 やはり悪の組織の正体が政府系の組織だったという設定は最終的
には倒しようがないし結末も すっきりしないので、TV版ではそう
いう設定は無視されるのではないだろうか。

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