帝京大 前人未到の7連覇!後半底力、東海大の夢砕く
今日 秩父宮ラグビー場で行われたラグビー大学選手権の決勝で、
帝京大が東海大に27-17で勝ち7年連続大学日本一となった。
今年の相手・東海大は初優勝時の決勝で対戦し14-13で勝って快
進撃が始まったわけだが、あの時に仮に東海が勝っていれば帝京の
黄金時代がここまで続いたのかと思ってしまう。
試合は前半ミスが目立った帝京に対し東海は敵陣でプレーする
ためキックを敵陣深くまで蹴り込むものの、すぐにカウンターで
返されて自陣に攻め込まれ帝京のミスで再び東海ボールになると
いうジリジリする展開。
そんな中で25分過ぎから東海はペナルティを貰ってもラインア
ウトモールに拘ってPGを狙わず、それが功を奏して31分には遂に
モールを押し込んでのトライで先制する。
ところが直後のキックオフのボールを帝京がキープしてトライを
上げて追い付き前半を終了。
後半に入ると帝京がギアを上げて攻め込みPGで勝ち越すと46分と
59分で2T&1Cで20-5と突き放し、東海も2T&1Cを返すものの勝負が
決まった後という感じで危なげなく帝京が快勝した。
東海は開始早々にNo8のモエアキオラが頭を打って退場するという
アクシデントに見舞われながら前半は互角の戦いを演じたものの、
先述したようにエリアマネジメントに拘り過ぎて敵陣深く蹴り込ん
だボールをカウンターで返されるという展開が続いたのだが仮に
ボールをじっくり保持して攻めるというオプションもあれば もう
少しリードを奪えていたのではないか。
それでもラインアウトからのモールで押し込んでのトライを上
げたもののコンバージョンが決まらず、直後にキックオフから
あっさり追い付かれたというのが勝敗のアヤだったのか。
後半にしっかりレフェリーの笛にアジャストしてギアを上げて
東海を振り切るあたり、勝者のメンタリティだろう。
それにしても国立が使えずに秩父宮ラグビー場を使用したの
だが、満員になったしトラックのない専用スタジアムでの試合は
最高の雰囲気を醸し出していた。